西丹沢大室山/シロヤシオハイキング

人気のシロヤシオにハイカー続々
1100M~1300Mにシロヤシオ満開
ブナ林の新緑に紅白ツツジ競演

5月最後の日曜日はシロヤシオを西丹沢に訪ねました。アカヤシオと違いシロヤシオは静岡近郊の稜線にポピュラーな樹木で今の時期なら大抵出会うことが出来ます。敬宮愛子内親王の御印の花としてよく知られ、透き通るような白い花びらと淡い緑の葉の取り合わせは「凛とした清楚」と言う言葉がイメージされます。僕の大好きな白を一緒に見に行きましょう!【報告フル】

5/25 西丹沢大室山/シロヤシオハイキング
フル タダシ トシ ヨシ


朝7時半西丹沢の白石沢上流部に到着。この日山開きイベントがあるらしく、朝から賑わっていました。僕らは登山口である用木沢出合に車を止め歩き始めます

最初はなだらかなルートで1時間半歩きます。西丹沢の石は白く白石沢の名前の由来ともなっていますが、水は透き通り沢にそそられます。犬越路の手前のクマザサは花をつけていました。60年に一度と言われるクマザサの花は僕も初めてでした

犬越路は避難小屋もありつい長く休憩してしまいます

標高1100M付近からシロヤシオが現れ始めました。赤いミツバツツジより目を惹くのはナゼでしょう?

白と言ってもいろんな白があります。この花の白は「清楚」と言う言葉がぴったり。純白とも違いこの花独特の白に毎年魅せられています。淡い緑の先の赤い縁を持つ五つの葉も、花の姿を引き立たせるに欠かせません

ブナの萌芽もよく見られました。萌芽したばかりの姿は僕も初めて

犬越路から大室山までの稜線が素敵なプロムナードとなっています。概ねヤブが薄く、ブナやカエデの疎林が気持ちいいです

山頂は広く多くのハイカーで賑わいました。僕らも昼食と昼寝を楽しみます

予定していた加入道山のルートはシロヤシオが期待できなかったため、同じルートをピストンしました。7時間かけてのんびりと楽しむことが出来ました。ここの沢の水はまた綺麗で沢登りがやりたくなります。丹沢はどこもショートで入門グレードの沢がたくさんあるので次は沢で丹沢を楽しみたいです

★★★しずおか山酔会6月のプラン紹介★★★

1 岩登り講習初級 湯河原幕岩(日帰り)
8 岩登り講習初 長野県/小川山(日帰り)
15 岩登り講習初級 伊豆/城山西南カンテ(日帰り)
22 沢登り/初級~ 西丹沢/西沢(日帰り)
29 沢登り/ヤブ 中級~ 八ヶ岳赤岳沢(前夜発日帰り)
  

2014年05月26日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:19樹木/お花

十二ヶ岳クライミング講習

初歩のスラブでステップアップ!
意外と手ごわいバランスクライミング
マルチピッチの手順も覚えよう

岩場から見る西湖と富士山

今年の朝霧のシバザクラは開花が遅れたそうで丁度この日が最盛期だったようです。朝7時に朝霧を通過したとき続々と会場に車が入っていく様子が見られました。今回のクライミングは友人のヒロミとマンツーマンの講習で濃い内容が実施できました。今夏、北アルプスを照準に据えた彼女の奮闘振りを報告しよう!【報告フル】

5/18 十二ヶ岳クライミング講習
フル ヒロミ


月一回は岩登りをやろう!と参加を奨励してきましたが、都合がなかなか揃いません。この辺が難しいんだな~。でもヒロミ君は岩登りを積極的にやってくれます。彼女の意欲には脱帽です

西湖から少し山に入って駐車。ここから目指す岩場が望まれます

この時期ここは結構混み合います。スラブは岩登りでもっとも基本的なバランスを習得するのにうってつけでスラブをきっちり登らなくてはアルパインに臨めません。フルがトップロープを設置し早速ヒロミにトライしてもらいます

この手のクライミングは「習うより慣れろ!」一回目より二回目。二回目より三回目のほうが姿勢がよくなっていくのがわかります。甘いスタンスにジワリと立ちこむのが大きな課題です。このルートもラインを変えることによって5.8~5.10のグレードが楽しめることから午前中はずっとここで頑張りました。ビレイも慣れてきたね。

午後はマルチピッチの体験をします。ダブルロープで1Pのみリード&フォロー。セルフビレイと懸垂下降までやりました。マンツーマンだから思いのほかこなせたと思います。まずは「合格!」。

山梨ACの皆さんも同じようにマルチの手順を練習されていました

2時に岩場を出発。お花などを見ながら下ります。帰りの139号線は大渋滞で早く降りたのに参りました。次ぎは城山のマルチだからね。その先に穂高が待っている…。楽しみです!

★★★しずおか山酔会5月/6月のプラン紹介★★★

【5月】
25 お花/ハイキング/初級 丹沢大室山/シロヤシオ
フル タダシ トシ ヨシ ヒロミほか
【6月】
1 新緑/ブナ巨木ハイキング初級 天城峠~八丁池(日帰り)
8 岩登り講習初級 長野県/小川山(日帰り)
15 岩登り講習初級 伊豆/城山西南カンテ(日帰り)
22 沢登り/初級~ 西丹沢/西沢(日帰り)
29 沢登り/ヤブ 中級~ 八ヶ岳赤岳沢(前夜発日帰り)
  

2014年05月19日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:07

富士山須走口/春山スキー・スノボ

新人ハル君がバックカントリーを初体験!
5月と言えど、依然厳しい富士山の雪
2700Mより二度滑降!

須走口の駐車場を出発

5/10 富士山須走口/春山スキー・スノボ
メンバー ムロ ハル


滑降準備

 ハル君のBCデビューで富士山須走口へ行きました。彼はスノボ経験者でスポーツをずっと続けており、登りも快調です。 富士山は天気は良かったのですが、風が強く斜面は硬めでした。こんな日に無理すると滑落事故直結なので、標高2,700m付近までとして滑ることにします。ほんの少しでしたが、快適な斜面もありました。せっかくなので1回登りかえして2回滑りました。

滑降の様子

 今回はやや不完全燃焼気味でしたが、ハル君にも山で滑る楽しさの一端を分かってもらえたかなと思います【報告ムロ】

★★★しずおか山酔会5月/6月のプラン紹介★★★

【5月】
18 TRスラブ/初級 岩登り講習十二ヶ岳
25 お花/ハイキング/初級 丹沢大室山/シロヤシオ
【6月】
1 岩登り講習初級 伊豆/城山西南カンテ
8 新緑/ハイキング初級 天城峠~八丁池
15 沢登り/ヤブ 中級~ 丹沢/小川谷廊下
22 バリエーションハイキング/中級 富士山富士宮口深沢
29 沢登り/ヤブ 中級~ 八ヶ岳赤石沢
  

2014年05月12日 Posted by 山酔会活動報告 at 20:24スキー

富士山五合目スノーハイク

シバザクラ渋滞で竜ヶ岳から急遽変更
滑落事故で話題の5月の富士山を観察
西臼塚周辺で山菜を探す

GWから数日しか経っていませんが、もう遠い昔話のような気分です。この日曜日は五月晴れの行楽日和でどこも混み合ったようです。町内のドブ掃除をこなした後スタートしたため静岡を9時に出発。139号線で朝霧の竜ヶ岳に向かいますが、もう渋滞の様相。このまま渋滞ドライブもつまらないので5合目にしようと急遽予定を変更。事故で話題の山スキー、スノーボーダーの様子を見に行きました【報告フル】

5/11 富士山五合目~六合目往復/西臼塚山菜取り
フル ミワ モッチー


五合目に11時過ぎ到着2時間程度のスノーハイキングとしゃれ込みます。でも富士山はどこもビッグバーンで滑落したら数百メートルは流されるロケーションで緊張感は八ヶ岳の比ではありません。今回ここに来る予定ではなくちゃんとした装備を持たなかった僕らはまず歩くことの出来るラインを探すことからはじめます。

夏富士の登山口ではなくスカイラインの端からやさしい斜面があったので取り付きます。靴は夏用のトレッキングシューズ。アイゼンはなく手にはダブルストックのみ。慣れた人ならほとんど問題はありませんが、初級のミワ&モッチーにはややグレードが高いです。基本のキックステップと斜登高の切り替えしで徐々に登ります。

約1時間で六合目小屋に着きました。宝永火口方面にも雪渓が横たわりトラバースがいやらしいのでここで終了とします。

上の斜面を滑るスキー、スノボーを見学しながらランチとしました。カラマツの箸がワイルドだね~

穏やかな天候でのんびりとしたあと砂礫の尾根を下りました。不安定な場所で落石が危惧されたので後半は雪に戻ります。滑りながら歩く下りも少しですが出来ました。

13:30車に到着し、西臼塚に移動します。丁度広葉樹の芽吹き始めでマメサクラがよく咲いていました。山菜の物色にヤブに入ります。

タラノメは少しありましたが、コシアブラはほとんど見られず結局空振りでした。

樹齢800年はありそうなケヤキは僕も初めてでこれで十分満足です。

芽吹いたばかりのブナの森は、山菜なしでじっくりと歩いてみたいと思います。5月後半にはヤマシャクヤクも咲く頃なのでオススメです

★★★しずおか山酔会5月/6月のプラン紹介★★★

【5月】
18 TRスラブ/初級 岩登り講習十二ヶ岳
25 お花/ハイキング/初級 丹沢大室山/シロヤシオ
【6月】
1 岩登り講習初級 伊豆/城山西南カンテ
8 新緑/ハイキング初級 天城峠~八丁池
15 沢登り/ヤブ 中級~ 丹沢/小川谷廊下
22 バリエーションハイキング/中級 富士山富士宮口深沢
29 沢登り/ヤブ 中級~ 八ヶ岳赤石沢
  

2014年05月11日 Posted by 山酔会活動報告 at 20:55ハイキング

北アルプス奥穂南稜/完登【その3「17時間の旅」】

なぜ、ロープが必要か?アルパインの実際
登頂したら終わりではない/下降に要した時間6時間
山の厳しさを垣間見ることが出来た?

 トリコニーは南稜の核心部と言われますが、実際には雪のグレードは岩を凌ぐ場合があります。岩は変化がありませんが、雪は常に変化するからです。そうしたときやはり欲しいのはスピードであり時間です。時間を短縮させることが常に求められ、長引くほどにリスクは高まります。今回登山を共にしたメンバーはこれを身に染みて感じてくれたはず。それだけでも登山は大成功と言えるでしょう【報告フル】

5/3~5 北アルプス奥穂南稜/完登【その3「17時間の旅」】
メンバー フル ティエン ヒカル ハル ほか1


トリコニ岩峰は三つ子の岩のように見えますが実際に岩に絡むのは最初のふたつの岩のみであとは雪に隠れました。雪庇のトラバースは地震の影響か、新しい亀裂が生じ先行者のトレースよりさらに低いところをトレースせざるを得ません。天気が良く安定していると思うのは危険です。

雪のトラバースは初心者にとって最大の難関。先行した僕はヒカルパーティーの一歩一歩に目が離せません。ヒカルの腹の具合がどういうわけか悪くなり、腹痛に耐えながら登っているところです(1253)

トリコニーを抜けると後は快適な雪稜。残りは300mほどでしょうか?なかなか長かったです。ヒカルのお腹は治り元気が戻りました(1348)

山頂手前で小休止してさらに登ります。稜線に抜けたのはなんと15時前。山頂に向かい登頂を祝います。皆特に疲れている様子はありませんでした(1512)

吊尾根を前穂方面に向かい、前穂高沢を下る予定でしたがひとつ手前の沢が斜度が緩かったので下ることにしました。スノーバーとピッケルを支点にし、プルージック(オートブロック)をセットして懸垂します。フルとヒカルは3名が降りた後、支点を回収し歩いて下ります。斜度が増した場合はスノーバーとハイマツの支点をその都度混ぜながら10Pほどの懸垂を繰り返しました。降りはじめは16時半で日暮れは覚悟したものの、途中でヘッドランプの世話になりました。さらに下ると大滝に行き当たり、岩壁に支点を探すと懸垂用の支点があったので最後の懸垂にかかります。この懸垂はたっぷり30M以上あり、垂壁も混じるので気が抜けません。落石を引き起こす場面もありましたが、何とか全員懸垂終了。時間は8時半を廻っていました。あとは歩きにくいデブリを我慢するだけ。17時間に及ぶ行動時間は僕も予想していませんでしたが、メンバーは無事帰還できたことに心からホッとしたことと思います。テントに戻り食事にしましたが、あまり騒がず早めに切り上げました。

翌朝は5時起床。今日は帰るだけなので気楽です。天気は小雨が降り始め、山は段々雲が下りてきました。それでもアタックに向かうパーティーがありました。7時BCを撤収し、岳沢を下ります。下るほどに元気が増すのはナゼだろう?上高地では皆お土産に夢中になる普通の若者に戻っていました。「穂高よさらば…」


【その3「17時間の旅」】おわり


★★★しずおか山酔会5月のプラン紹介★★★

【5月】
11 新緑/朝霧高原・竜ヶ岳/ハイキング初級 フル ほか2
18 TRスラブ/初級 岩登り講習十二ヶ岳
25 お花/ハイキング/初級 丹沢大室山/シロヤシオ
  

2014年05月08日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:33アルパインクライミング

北アルプス奥穂南稜/完登!【その2/トリコニ】

地震が収まりアタックを決行
天気は最高でも、甘くない17時間の山旅


トリコニの取り付き。ザイルは4P程度

 5/4、朝3時起床。昨日の地震は収まったようで僕らもアタックすることにした。睡眠は比較的順調だったようで誰も不調を訴えるモノはいない。食事もスムーズに摂り、準備を済ませて出発したのが丁度予定通りの4時半。ここまでは順調だった【報告フル】

5/4 奥穂南稜/アタック【その2/トリコニ】
フル ティエン ヒカル ハル ほか1


周りのテントは起床を2時としたらしく、周りのざわつきで目が覚めた。僕らは日の出前を行動開始としたので、4時半スタート。出発すると僕らの前に何パーティーも歩いている。この日岳沢から出発したパーティーはほとんど南稜か奥明神沢でコブ尾根に入るモノは見えなかった。南稜とりつきまで約1時間(0445)

取り付きは扇沢側をとる。前穂高沢からも取り付くパーティーがいた。最初の斜面はノーザイルで登ってみよう。次はヤブの突破で微妙なムーヴを余儀なくされるのでロープを出す(0516)

ヤブのあとは単調な雪田で登るほどに斜度が増してくる。この写真の上部にトリコニ岩峰が見えているが、ここらからヤブ+岩に行くのがラインとしては正解。右に雪のラインがあるがここに先行者のトレースがありどうしても引き込まれてしまう。その後のピッチはかなりいやらしいピッチとなった(0608)

今回2本のロープで5人パーティーであるため、ヒカルとケンタロウにザイルを組んでもらった。アルパインクライミングの実際の苦労を体感してもらう(0724)

ザイルを出して4P目にはかなりの斜度となり皆の一歩一歩に目が離せない。段々緊張感が増す。

4P目の終了点でようやく日が差す(0813)

5Pから7Pまではずっと雪の斜面を登った。5P目のスタートから少し右に寄っている感じが気になっていたが、つい楽な方を選ぶのが間違いの始まりである。確かに先行者のトレースがあるので問題はないと思うがこの後この斜面は雪庇の下となりもっとも落差の薄い雪庇に切り開きがあるところを目指してトリコニ下の雪原に出ることが出来た。6P目を登っているとき地震が二度あった。雪庇の下にいてすぐ脇が断崖である位置にいた僕らはキモを潰した。

なんとか無事に雪庇を越えることが出来たが、張り出した雪庇をそのまま乗り越えることは不可能で、ピッケルの切り開き作業で大汗をかく羽目になった。トリコニ岩峰の取り付きで9時取り付き開始のパーティーに抜かされる。(1057)トリコニは三級の岩であるがランニング支点がほとんど無く、支点設置が心配なヒカルに常に付き合う形とする。

【その2/トリコニ おわり】  

2014年05月07日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:51アルパインクライミング

北アルプス奥穂南稜/完登!【その1】

新人3名+大学生の初心者チームで本格バリエーション
天気に恵まれなければ難しい完登を無事ゲット!
穂高岳群発地震で撤退か決行か!?

 GW山行がおかげさまで無事終了しました。アタック当日の天気は良かったのですが5/3から5/4にかけて発生した、穂高岳周辺の群発地震は登山のリスクを上げるに十分な要素で、最初は撤退も考えるほどでした。この地震は5/3午前より始まり夜半まで続きましたが、未明には沈静化したので南稜アタックを決行しました。結果二度の余震以外は特に問題なく、17時間の行動の末、完登/無事下山を果たすことが出来ました。この登山につきまして多くのご関係者の皆様にご心配をおかけしたことをお詫びすると共に心よりお礼申し上げます。【報告フル】

5/3~5 北アルプス奥穂南稜/完登!
フル ティエン ヒカル ハル ほか1


5/2静岡を7時に出発しメンバーをピックアップして松本市沢渡に向かう。足湯公園に車を止めて水戸の舘氏ら2名と久しぶりの再会。足湯につかりながら山の話で盛り上がる。翌朝8時半舘氏らのメンバー4名とジャンボタクシーで移動しコーヒーを飲んで上高地の朝を満喫した。彼らとはカッパ橋で別れてお互いの健闘を祈る

舘さんらのメンバー

僕らのメンバーはフル以外皆若さあふれる陣容で僕としては心強い。しかし皆山をはじめて1~2年程度の経験しかなく、初心者と言わざるを得ない。そのなかでもこのところ頑張ってくれているヒカル君にサブリーダーをお願いした。「頼むぞ!ヒカル」

岳沢の登山口に入るころ1回目の地震があった。まず谷に「ズ~ン」と言う山鳴りがしてその直後比較的強い揺れがあった。震度では3程度だが、音のあとに揺れが来たことから震源が近い気がした。その後も何回か同じような地震が続き、一度は登山道近くで激しい落石があった。身の危険を感じ山の斜面から逃れるべく急いで岳沢の河原に出て大休止した

河原で1時間近く止まり様子を伺う。進むべきか戻るべきか考えるために時間を要した。地震は一回だけでなく群発していることが問題だった。僕らの目指すルートは南稜だが落石は無くとも雪崩や雪庇の崩壊は十分にある。仮にルートを変更してもリスクはほとんど変らない。思案している間も数度揺れが起こるが岳沢小屋までは比較的安全と思われたので、小屋までは進むことにした


それまで暑い日差しがあったが小屋に着いたころから曇り始めた。テントを張り終えロープワーク・アイゼンワークの訓練に休みを入れず取り掛かる。岳沢の左岸側にある段丘の急斜面で支点のセット、プルージックシステム、ピッケル/アイゼンワーク、セルフビレイ、懸垂下降の確認を各1回づつやる。風が強くなり寒さがこたえるので懸垂が終了するとテントに戻る。時間はすでに4時半を過ぎる。テントでの夕食は寄せナベを作るがこういう時のチームワークは僕が何も言うことはなく手際よく食事を作ることが出来た。ビール15本は小屋で買わずすべて持ち込んだ。8時ころ就寝する。

【その1おわり】

★★★しずおか山酔会5月のプラン紹介★★★

【5月】
11 お花/ハイキング初級 /アカヤシオ
18 TRスラブ/初級 岩登り講習十二ヶ岳
25 お花/ハイキング/初級 丹沢大室山/シロヤシオ
  

2014年05月06日 Posted by 山酔会活動報告 at 23:35アルパインクライミング