西上州/荒船山「犬殺しの滝/小犬殺しの滝」ICE

日本海側は大雪でも西上州は少積雪
標高1000Mラインに連なる、使える氷瀑群

先週寒さが緩みましたが今週は厳しい寒さが続きいいコンディションの中、僕らは初めてのエリアである西上州荒船山周辺の氷瀑を訪ねました。名前がややエグイ通称「犬殺しの滝」。この付近は崩壊した溶岩壁が特徴であちこちに大小の氷瀑があるようです。荒船山はその山容が軍船そのものでその周囲は切り立った崖に囲まれて、初めての人でも「アレが荒船山か」と分かります。登れるか登れないか!?まずは行ってみよう!【報告フル】

1/28 西上州/「犬殺しの滝/小犬殺しの滝」ICE 【参加者マツ フル】

場所は長野県佐久市から群馬県境を越えたところ。八ヶ岳よりさらに北に位置するため前夜発としました。静岡を夜8時に出て松原湖入り口を過ぎたコンビニに車を止め車中泊。車を降りればビールにラーメン、朝は素敵なモーニングがすぐ揃うコンビニP泊はなかなか快適です。

荒船山
R141をR254に曲がり内山トンネルを越えるとすぐ横が荒船山。「おおっ」と歓声を上げて車を止めます。僕らが目指している犬殺しの滝/相沢氷瀑群はこの荒船山の東面の水系で標高1000M付近に展開している一連の岩壁群に掛かる氷瀑で、今回はこれら氷瀑群の内もっとも迫力のある「犬殺しの滝」を目標にしました。R254沿いにある「荒船の湯」の近くで部落に下りる道を曲がり川を渡って相沢の部落にたどり着きます。そこでチェーンを履き林道をさらに進みますがあまり踏まれていないので途中で車を止めました。

林道はかなり上まで続いており目的の沢の付近まで来ると「犬殺しの滝」を望むことができます。あと標高差で300Mほど。急な樹林を進みようやく基部に到達しました。「犬殺し/小犬殺し」が並んでいます。

犬殺しの滝

小犬殺しの滝

下部の氷柱は二段構成で8M+10M程度。末端は基部に到達していましたがまだツララ状態で僕らが登攀できる状態になっていません。全体では上部もⅤのグレードはありそうな3Pの氷瀑。写真だけ撮って小犬殺しを登ることにします。

一見小さそうですが、実際には25Mは十分にあるスケールでⅣ~Ⅴのグレードが楽しめます。50Mロープ1本でぎりぎりトップロープが張れます。小犬から犬殺しに移ろうかとも思いましたが、トラバースも良さそうではなくトップロープを2~3本やって終了します。

帰りは40分ほどで車に戻り荒船の湯で汗を流し、サシミこんにゃく、味噌田楽を味わい、お土産に下仁田ネギを買いました。(静岡まで車4時間)




■このエリアもリードが主体となるので2月以降が本番と言えるでしょう。アプローチが楽であるのと中級以上がゴロゴロしているのが魅力。2月中旬に手前の「相沢氷瀑群」または「昇天の氷柱」を計画の予定です。アイスファンの方は漏れなく参加可能。僕らと一緒に登りませんか?

山行計画

2/4 梅ヶ島本谷ICE 赤目の滝/七段沢(実施決定!現在4名。日帰り 朝6時さおしん集合)
2/11~12 戸台川流域ICE「歌姫の宿」「舞鶴ルンゼ」(テント一泊)
2/19 西上州/相沢氷瀑群ICE(前夜発日帰り)
2/26 竜爪山周辺バリエーションハイキング(初心者OK)フキノトウを探す


※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。



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グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
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2012年01月29日 Posted by 山酔会活動報告 at 11:04Comments(0)ICEクライミング

楽しく歩いて楽しく呑む!/花沢山ハイキング

用宗駅からサックリ歩いて焼津港周辺で楽しむ
焼津の粋な割烹居酒屋「どんた久」

雨に降られた梅ヶ島氷柱探索ハイクの翌日の日曜日に満観峰の南東に位置する花沢山を歩きました。ご関係の皆様には当日の朝急遽実施のお知らせをして恐縮でしたが、なんと4人のメンバーが集まり楽しく歩くことが出来ました。「楽しく歩いて楽しく呑む!」久々の山酔会コンセプトハイキングだぁ~!【報告フル】

1/22 花沢山ハイキング~焼津港周辺散策【参加者 マツ ノリ フル マホ】

 用宗駅12時集合出発。少人数で足の揃ったパーティーなので今日はサクッと歩こう!駅から線路脇を歩きいったん150号に出て大崩海岸に差し掛かる手前の信号を山側に曲がると踏み切りを渡って山の農道に入ります。昨日は雨でしたが今日は晴れ間がのぞいて気温は上昇。暑いのでさっそく上着を脱ぎます。

今日のルートは東海自然歩道のバイパスコースでもあり、とっても歩きやすい道です。農道に入って10分。山道に分け入る道標でちょっと一休み

用宗の海岸線や地元の人が整備したお地蔵さんなど見所は豊富で飽きることなく登って13時半山頂到着!トレランのお兄さんもいて今のトレランブームについて盛り上がりました

山頂を辞去しやや急な道を歩くと低い標高の山稜がしばらく続きます。自然林が目立つ気持ちのよいコースでタラノメやワラビなど豊富な山菜の存在も確認。またひとつお宝ルートが増えました。花沢山から焼津方面に伸びるルートは花沢の里に下るコース、元小浜に下るコースと、かんぽの宿に下るコースがありますが僕らはかんぽの宿に向います。



ちょっと長いなと思う頃「松風閣」の看板が目に飛び込みゴールを予感させます。かんぽの宿が見えると道は反対方向に折れますがすぐに道路に出ました。

この先でちょっとしたジオサイトに出会います。この地域で有名な枕状溶岩が観察されなかなか壮観な岩場です。深海で噴出した溶岩が高い水圧のためにちょうどゼリービーンズのような形で固まった岩で大崩海岸の岩場でよく見られます。





焼津駅から焼津神社方面に歩いて15分。「どんた久」は家族的で落ち着いた雰囲気の居酒屋さん。マグロねぎ間、シブキ豆腐と海鮮鍋をいただきます。どれも納得の一品。特に海鮮鍋のお雑炊は感動の味でした。7時ころまで呑んで解散!この手のプランをもっと充実させようと誓う僕らでした!2月もお楽しみに!

山行計画

1/28 梅ヶ島本谷 赤目の滝/七段沢ICE 二本攻略!(日帰り)
1/29 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)


※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。

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2012年01月23日 Posted by 山酔会活動報告 at 20:52Comments(0)ハイキング

梅ヶ島本谷/氷柱探索ハイキング

雨にもマケズ!氷を探せ!
山マニア度最右翼!!veryHARD氏登場!


今週冷え込みが緩んだせいか、今一歩で登攀を待つ梅ヶ島七段沢氷瀑

最近マニアック度が増している僕らしずおか山酔会は、ついに静岡山マニア最右翼のツワモノであるveryHARD氏を迎え知られざる静岡市の美探求の第一歩を印しました。veryHARD氏は昨年フルチャンとは昨年ひと夏を南アルプスの山小屋でともに暮らした仲で、それ以前よりヤブ山でのお付き合いもあり息は合っています。でも会うのはあの夏以来…!どんなハイキングになるか!?久しぶりにワクワクドキドキのハイキングでした【報告フル】

1/21 梅ヶ島本谷 氷柱探索ハイク【参加者 フル veryHARD氏】

veryHARD氏をもう少し紹介しよう。ダブルストックにスパイク地下足袋と言えば静岡ではこのveryHARD氏を意味します。日帰りのスピードで彼に追従できる人は稀で誰も付いていけないと思いきや、ここ数年は数名のグループを形成して昔で言うカモシカ山行を最新のスタイルで実施しており、安倍川水系大井川水系で彼のトレースしていないラインは無く、この道では大家であるガイドの永野敏夫氏を越える勢いを奮っています。過去の経歴を披露するとブログ読者数が減る可能性もあるためこれ以上は控えますが、僕の知る限り生存し現役である静岡の登山家の中でこのveryHARD氏がもっとも卓越しているでしょう。いや~ホントveryHARDなんだから…


梅ヶ島温泉から歩くこと一時間。雨交じりの雪とクマザサと格闘しながら本谷F1に到着。ここが結氷すれば奥へ進めますが・・・

そこから側壁の氷を登り本谷F1の奥をうかがいます。奥には10M以上を思わせる氷柱が目に入りその対岸に赤目の滝はあるとのこと。でもそこからは見えません。これはそそる光景です。足元は切れ落ち有力な支点も取れないことから、ここで退却と決めました。トラバースは怖いのでザイルを使い、その後懸垂1ピッチでF1取り付きに戻ります。

側壁を登ったフルチャン

帰りに寄った七段沢で軽く氷を楽しむveryHARD氏

七段沢をデモンストレーションするフル。今日はまだ早い!来週までとっておこう

山行計画

1/28 梅ヶ島本谷 赤目の滝/七段沢ICE 二本攻略!(日帰り)
1/29 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)

※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。

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2012年01月21日 Posted by 山酔会活動報告 at 19:25Comments(0)ICEクライミング

氷柱探索ハイク2012 in 梅ヶ島

1/21 安倍川本谷アイスクライミング解禁!?
赤目の滝に登るぞ!/七段沢ほか魅惑の氷瀑を訪ね歩く
でもちょっと手ごわいかな?

順調な冷え込みが続く静岡ですが、来る1/21の土曜日に安倍川本谷の氷瀑群を尋ねます。今回のターゲットは安倍川本谷の氷瀑群の中で異色の存在と言える「赤目の滝」で1/2の段階で全く未結氷でした。この周辺にいくつもの氷瀑があることから見るだけでも十分に価値はありますが、何分冬の山歩きなのでそれなりの装備が必要です。具体的には冬の服装、靴、アイゼンがあればどなたでも参加は可能。アイスクライミングを希望される人はその装備をご用意願います。

集合 午前6時 安倍川郷島入り口「さおしん」
行く先 梅ヶ島~安倍川本谷往復
時間 所用約8時間
※参加希望の方は古川までメールを!


山行計画
1/21 梅ヶ島安倍川本谷「赤目の滝」ハイキング(日帰り)
1/29 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)


※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。


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2012年01月17日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:54Comments(0)ICEクライミング

日向山の隠れた冬の名瀑「SECRET」

バーチカルを含む本格マルチピッチで満足度★★★★★
錦の滝は来週以降

1月の氷はどこも好調です。シーズン前半で里山の氷があちこちで出現しつつあり、雪の少ない今が氷瀑アタックのチャンスでしょう。今週は僕らの定番「日向山錦の滝」のさらに奥にあり、マルチピッチで人気急上昇中の「シークレットエリア」です。この怪しげな名前の由来は発見者が一般に公表せずいつまでも秘密にしておきたい「とっておきの場所」だったからだそうですが、今では比較的有名になっています。先週付近の滑滝沢で死亡事故も起きたとの情報も…!?【報告フル】

1/14 尾白川流域「シークレットエリア」ICE【マツ フル】

日向山林道は「土砂崩れ通行止め」の看板が出ていますがかまわず突っ込みます。雪は全くなく年末の状態がそのまま続いている感じ。8時過ぎころ日向山登山口から歩き始めます。


錦の滝
林道を小一時間で錦の滝に到着。アイスクライミングらしき人たちは2パーティー。1パーティーはF2へもう1パーティーは平田ルンゼ方面に。ご覧の錦の滝は下部がまだツララ状態で来週以降に本格着手されるでしょう。僕らはF1F2を割愛するため一般登山道を登り始めます。急な登山道を岩の上まで登って獣道のトラバースに入ります。ヤブでは獣道に従うが一番。難無くF2上に降り立ちます


アイゼンを履き左を詰めること約10分。距離にして200mばかりの右岸側壁に立派な氷瀑が現れます。これが今回のターゲット。やや薄い印象がありましたがなんとか行けそうです


1P目はフル。傾斜は80度~60度。氷は思ったより厚く、しっかりと打ち込めます。二本スクリューを打てばあとは淡々と登るだけ。今回久々に使った古いBlackDiamondのレール式モノポイントは慣れないせいかちょっと怖かったです。40Mぐらいで立木で切って今回珍しくフォローに回ったマツちゃんがツルベで2P目の基部まで進みます


2P目も短いがバーチカルの楽しいピッチ。その上はややナメの45度斜面が続いて60度滝の基部でビレイ。3P目はマツが先行して終了です。目の前の大岩を巻けばほどなく鞍掛山に続く稜線に出る高度まで達しています(写真は懸垂時のもの)

◆先週死亡事故があったと言う情報もあってか僕らだけの静かなエリアでした。氷は部分部分で氷結状態が異なりバイルの刺す深さや加重のかけ方には細心の注意が必要です。軟らかい氷に対しては支点は避けたほうがいいでしょう。そんなことを思いながら下山の途につきました

山行計画

1/22 梅ヶ島安倍川本谷「赤目の滝」ハイキング(日帰り)
1/29 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)

※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。



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2012年01月15日 Posted by 山酔会活動報告 at 09:14Comments(0)ICEクライミング

リベンジ!?広河原沢3ルンゼICE

爽快なICEパーク広河原沢/まだあるハイグレードなICEルート
次は2ルンゼに行こう!
お知らせ/カテゴリー分類始めました

★昨年クリスマスに行った広河原沢3ルンゼに再びトライしました。2回目だからもう間違いなし。メンバーは同じフルとイト。存分に氷を楽しむぞ!【報告フル】

河原から見る広河原沢奥壁やや左の目立つ氷瀑が3ルンゼの三段30M滝

1/8 八ヶ岳広河原沢3ルンゼICE【参加者 フル イト】

今回はちょっと気合を入れて静岡を4時に出発。52号と中央を飛ばして7時前舟山十字路に到着。前回よりも車が多い20台前後。人気の高さが伺えます。約1時間で二俣に到着。テントも10ぐらいはあったかな。そのまま進んで右俣出合付近でアイゼンを履きます。

二つのチョックストーンをこなすと三つ目の滝が随分と細いのですがこちらがルート


前回迷い込んだルンゼを過ぎ5分もすれば2ルンゼとの分岐に出ました。このそそる滝は2ルンゼでバーチカルの8Mくらいか。今回もっともいいと思ったのはこちらです

分岐から進むことさらに5分で大物三段30Mが出ました。思わずヨシッ!と声が出ます。大きく見えますが格段が5M~8MほどでグレードはⅣ程度。水量が豊富で氷を割ると水が溢れ出します

3段を過ぎ細かい滝でロープを伸ばすと、3ルンゼ最後の大滝高さ10Mで上部がバーチカル。発達がいまひとつで左を狙いましたが中止しクライムダウン。左のナメから2Pロープを伸ばし詰めあがりました
南稜の登山道で終了



南稜から見た奥壁。2ルンゼがそそります



青ナギから広河原沢を目指し尻セード終了点から1時間で沢に降り立ちました


山行計画
1/14 尾白川流域「錦の滝/シークレットエリア」ICE
1/22 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
1/29 佐久湯川ICE(日帰り)
2/5 安倍川本谷氷柱探索ハイキング(日帰り)
2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)


※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。

記事カテゴリーをはじめました
これまで当ブログの記事はカテゴリー分類をしていませんでしたが、過去記事の利用を考慮しカテゴリーを追加いたしました。左のサイドバーにあります。クリックすればカテゴリー別の記事検索ができます。
基本的には山行形態による分類ですが掲載したい情報の種類のカテゴリーを修正追加することも出来ます。ご希望のカテゴリーなどありましたら何なりとご意見いただきたく思いますので、ご利用方々宜しくお願いします。



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2012年01月09日 Posted by 山酔会活動報告 at 19:00Comments(0)ICEクライミング

日本平新春ウォーク!

穏やかな天気の中、日本平の自然を存分に楽しむ
こんなルートがあったなんて!魅惑のルートをご紹介

◆新春企画一発目は僕ら山酔会お得意の日本平!ルートは展望広場ルート。近年整備が進んで誰でも楽しめるルートとなっています。初めて参加した皆さんも一般ハイキングルートと違う日本平の自然を満喫でき一様に驚いた様子でした。遊木の森ではマツちゃんが鍋とケーキの用意をしてくれおいしく正月のひと時を味わいました。3時半に草薙総合運動場に到着し解散。参加してくれたみなさん、楽しい一日をありがとうございました【報告フル】

1/3 日本平新春ウォーキング【参加者フル タダシほか6名 マツ車で参加】


スタートは静大の裏。東静岡駅からタクシーでアプローチしました(0930)




展望の良い休憩所で休みます。S本さんの山話しは初めての人もひきつけられます。実は大変な経験談なのですが、お得意のユーモアでぐっとハードルを低くしてくれます


展望広場ルートは日本平パークウェイに突き当たり終了。約500m車道を進み再びヤブに入ります。このあたりから自然林のルートとなり樹木のほかお花や山菜に話題が移ります。Y木ご夫妻は以前より山に親しまれていてさまざまな植物のお話をいただきました。「山でうまいはオケラにトトキ」は本にありましたよ!


日本平の重要な地形的特徴である海食崖の縁を進みます。ここの見所は崖に見ることの出来る地質でここに見られる礫層は安倍川原の地質と全く同じ組成であるとのことで、この山体が隆起によって作られたことがわかります。この付近海からの風を直接受ける場所でもあり、昨年の台風による倒木が数多く残っていました。さああと少しで遊木の森だ!


遊木の森で予定していた鍋パーティー。マツちゃん50歳おめでとう!段取りを主賓がするなんてちょっとおかしいけど、マツちゃんはこういうのが得意な方で本人も楽しんでいたみたい。自分の誕生日を大勢で歌って祝うのも初めてだそうです。よかったね!

★今回初参加のY夫妻は山に対する憧れや造詣もあり大変喜んでいただけました。山菜では強力なメンバーとして僕らに協力することを約束してくれましたが、その前にもう一本ネイチャーウォークをやりたいですね。樹木観察会など2~3月にいかがですか?ワラビは4月中旬に行います。

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1月定例会 場所静岡市大坪町「ITOさんち」【マツ フル 静E ほか】

【山行報告】
12/23 八ヶ岳広河原沢3ルンゼ(フル イト)
12/30~31 甲斐駒篠沢七丈瀑ICE(マツ フル ほか)
1/2 安倍川本谷(フル)
1/3 日本平ウォーキング(タダシ マツ フルほか)


【山行計画】
1/8~9 八ヶ岳広河原沢3ルンゼICE(日帰り)
1/14 尾白川流域「錦の滝/シークレットエリア」ICE
1/22 荒船山相沢氷瀑群ICE(日帰り)
1/29 佐久湯川ICE(日帰り)

2/5 安倍川本谷氷柱探索ハイキング(日帰り)
※初級者~ただし冬山装備必携!装備貸し出し応相談

2/11~12 戸台川流域ICE(テント一泊)
※上記の予定は結氷状態により変更となる場合もありますのでご了承願います。


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2012年01月04日 Posted by 山酔会活動報告 at 10:33Comments(0)山酔会イベント/仲間紹介

安倍奥ICEエリアの現況

あと2週間で登攀可能/今後の冷え込みに期待!

正月山行が済み元日はゆっくりと家で過ごしましたが、フルは2日から早速始動です。今年の氷も昨年同様期待が持てそうで気になる安倍奥エリアの氷瀑発達状況を見てきました。

1/2 安倍川本谷ICEエリア調査 【フル単独】

七段沢氷瀑。安倍川水系でもっともエレガントなこの氷瀑も、1/2現在中央はまだ流水であと2週間は必要だろうか?。七段沢は出合で二俣となっておりこの氷瀑は左枝沢にある。本谷はまだ見ていないので今後の課題

★安倍川本谷を進むのはなかなか勇気がいります。ルートは古い堰堤工事用の開削ルートですが荒廃を極めてヤブとの格闘と恐怖の吊橋を3つこなさなくてはならず、最後の吊橋の前に二つの大きな氷瀑を認めることが出来ます。


一つ目はⅢ~Ⅳ程度のナメ滝。スケールは40Mはありそうで入門用としては十分使えるでしょう。すでに登攀可能と思います。ただし支点の確保に問題がありそう・・・

二つ目はこのエリアでもっとも目を惹く立派な氷瀑。現状は未発達だがつながればⅤ+のバーチカルアイスで取り付きからは4段以上のマルチピッチ。この写真の下にⅣの氷約8Mがありすでに登れる。水量が気になるが2月頭ぐらいに是非訪れてみたい

最終堰堤のすぐ上に昨年知り合いがICE教室を行った氷瀑があった。草付が多く斜度はないが発達すれば使い勝手は良さそうだ

★安倍奥のICEクライミングは温暖化の影響で近年ではほとんど行われなくなりましたが、寒気が強かった昨シーズン七段沢氷瀑を登ったと言う話を聞いています。今年は是非僕らの手でこれらの攻略をしてみたいです。【報告フル】


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2012年01月03日 Posted by 山酔会活動報告 at 18:30Comments(0)ICEクライミング

甲斐駒七丈瀑ICE

謹賀新年!
大晦日に納得の1本/甲斐駒七丈瀑ICEで一年を収める
1/3に日本平に行こう!新年ウォーク開催!


 明けましておめでとうございます。
 昨年春よりスタートしたしずおか山酔会も多くの皆様のご協力やご声援のおかげで早くも2年目となりました。昨年4月よりこの12月末まで当ブログにアップされた記事本数は49本。これに対し3625のアクセス数があり大変ありがとうございました。これまでハイキングや登山活動を通じ知り合った多くの仲間が着実に増えつつあることが実感でき、感謝に耐えない一方で、これこそが僕らの登山活動の原動力ともなっていますのでこれからもブログチェックの方も宜しくお願いします。
 今年もより多くの人との出会いをテーマに山関連企画の楽しさUPを図って行きたいと思います。初心者から上級者まで、僕らしずおか山酔会で楽しく歩こう



山行計画
しずおか山酔会新年初企画
【1/3 日本平遊木の森ウォーキング/「マツちゃんの生誕1/2世紀を祝う会」】
集合時間と場所が変わりました

★新年早々緊急企画で申し訳ありません。1/3に日本平遊木の森(静岡市平澤観音奥)でしずおか山酔会新年会を行います。集合は遊木の森駐車場に11時45分。解散は3時の予定。僕らのマツちゃんが1/18についに50歳を迎え、なんとなくめでたいので新年会のテーマといたしました。お鍋やケーキが振舞われますのでご家族連れでどうぞ!ウォーキング参加希望の方は午前9時にJR東静岡駅南口集合(フルまでメール)ルートは舞台芸術公園コース平澤観音経由。そのあと大坪町「ITOさんち」で山酔会定例会を開催1月から2月のプランを正式に決めます。「ITOさんち」は16時スタート。ご関係者はふるってご参加ください

1/2 安倍川本谷~八紘嶺(日帰り)
1/8~9 八ヶ岳広河原沢3ルンゼICE(日帰り)
1/14 尾白川流域「錦の滝/シークレットエリア」ICE
1/29 二王山~奥仙俣山(ハイキング日帰り)


※1月~2月にかけて安倍奥と篠井山でICEクライミングを狙っています。結氷状態によりゲリラ的に実施しますのでご興味のある方はご一報ください。なお実施にあたっては上記の予定が変更となる場合もありますのでご了承願います。

山行報告
12/30~31 甲斐駒七丈瀑ICE【マツ フル ゲストさん】


2011年を締めくくる山は甲斐駒でした。メンバーはマツ、フルに満観峰でご一緒した静Eちゃん。このメンバーの付き合いは古く因縁と言えば言えるかも…。でも僕らは楽しく歩く山酔会。最高の山にしようね!【報告フル】


甲斐駒篠沢七丈瀑は日本のアイスクライミング史の最初に登場する重要な氷壁で1963年の小森氏らによる登攀から本格的なアイスクライミングブームは始まったとされています。黒戸尾根の五合小屋から見えるブルーアイスはスケールもあり興味を惹くのは当然でしょう。黒戸尾根最初の関門「刃渡り」。ここから鎖場が出現し山岳修験ルートらしい雰囲気になってきます。今回僕らの初日はまさに修行でした。6時間かけて五合着。(1530)

取り付きから見た七丈瀑。中央の露岩の右側が今回のターゲット。スケールが読みにくいですがこの上部だけで70Mは優にあります。
いい結氷状態にやる気十分のマツと静E

1ピッチ目スタートはフル下部はⅢ~Ⅳ程度。ザイルねじれてんじぁね~か!(マツ)

核心2P目はマツが担当。中央の80度壁が狙いです。下部はほとんど90に近く50M一杯までロープを伸ばすスケールも秀逸。数限りあるスクリューを考えレストを入れながら安定したムーブで着実に上を目指します

2Pを抜けるフルと静Eちゃん。スケールがあるといっても2P。あっという間のお楽しみタイムでした

懸垂で取り付きに戻ります。さあ帰ろう!(1130)駐車場に付いたのは真っ暗な午後6時でした。マツちゃん、静Eちゃん、大晦日も会心の山だったね。来年もこの調子でがんばろ~

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グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
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2012年01月01日 Posted by 山酔会活動報告 at 11:20Comments(0)ICEクライミング