ジオハイクに行こう/池の平焚き火キャンプ【その3】
さまざまな地形が物語る南アルプスの生い立ち
この山並みすべてがジオだ

紅葉の森を歩く
南アルプス世界遺産登録推進協議会が静岡市ほか長野、山梨の10市町村とともにスタートしたのが平成19年ですから今から五年前。僕の目の前の壁には静岡市からプレゼントされた南アルプスの立体地図がかけられていていつもぼんやりと南アルプスの地形を眺めています。「なぜ南北に山脈が連なっているのか?」「なぜ東側に長い尾根が多いのか?」。山を歩くきっかけにこうした疑問が役に立つのは言うまでもありません【報告フル】
11/11 池の平~無岳山
朝5時に目が覚めるがまだあたりは真っ暗。かまどのオキに小枝を入れると焚き火はすぐに目を覚まし、とりあえず暖をとります。マツは夕べ寝られなかったようでまだ起きません。今日は昼から雨のようなのでこの山稜でもっとも興味深い二重三重稜線を周回します。
テントを置いて歩きます(0640)

池の平から50Mほど登ると赤崩の縁に出ます。ちょっと曇りがちですが悪沢岳は見えました

赤崩は南アルプス南部では荒川崩壊地に次ぐ大規模崩壊で傾斜が急で常に崩壊を繰り返しているので植物の生育が見られません。ここでは地層を観察します。地層は線でなく面なのでその面がどのような傾きを持つかを把握したいものです

赤崩の上部は平坦な地形をしておりこの平坦地は崩壊以前はさらに広かったことが推定できます

この付近登山道ははっきりとしていないので地形のみがルートファインディングの手がかり。でもそれがジオハイクの醍醐味でワクワクエリアに突入です。南アルプス全般に見られる二重稜線がここでは4重5重のかなり複雑な地形をしており迷ったら厄介です。これらの複雑な地形は地すべりが要因である言われ、大規模崩壊はその結果でもあります。今回のラインは東河内側を辿りました

無岳山の直下も崩れていますが、おかげで静岡市方面の展望がいいです(0835)。ここから池の平に下ったガレの縁も良かったです。まだ探索の余地は十分あり!
【おわり】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会11月~12月プラン
11/18 愛鷹山トレッキングツアー参加 オクチャンに会おう!【マツ フルほか】
11/23
富士山バリエーション大沢下部岩樋部~トヤ塚(初心者向け オススメ!)
11/25 本栖湖周遊紅葉ハイク【初級日帰り フル ほか】
12/2 八ヶ岳 裏同心ルンゼ【アイスクライミング 中級日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/9 陽だまりハイキング 日本平【初級 家族向け】
12/16 八ヶ岳 広河原沢アイスクライミング【中級 日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/23~24 クリスマス山行 北八つ麦草峠【リクエストOK】
お子さんから参加できます。雪初体験の人集まれ!
冬山に向け各自トレーニングの励行をお願いいたします。初級の数が少なくなりますが安部奥を中心としたトレーニング山行などは上記プランにかかわらずご相談に応じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この山並みすべてがジオだ

紅葉の森を歩く
南アルプス世界遺産登録推進協議会が静岡市ほか長野、山梨の10市町村とともにスタートしたのが平成19年ですから今から五年前。僕の目の前の壁には静岡市からプレゼントされた南アルプスの立体地図がかけられていていつもぼんやりと南アルプスの地形を眺めています。「なぜ南北に山脈が連なっているのか?」「なぜ東側に長い尾根が多いのか?」。山を歩くきっかけにこうした疑問が役に立つのは言うまでもありません【報告フル】
11/11 池の平~無岳山
朝5時に目が覚めるがまだあたりは真っ暗。かまどのオキに小枝を入れると焚き火はすぐに目を覚まし、とりあえず暖をとります。マツは夕べ寝られなかったようでまだ起きません。今日は昼から雨のようなのでこの山稜でもっとも興味深い二重三重稜線を周回します。


池の平から50Mほど登ると赤崩の縁に出ます。ちょっと曇りがちですが悪沢岳は見えました

赤崩は南アルプス南部では荒川崩壊地に次ぐ大規模崩壊で傾斜が急で常に崩壊を繰り返しているので植物の生育が見られません。ここでは地層を観察します。地層は線でなく面なのでその面がどのような傾きを持つかを把握したいものです

赤崩の上部は平坦な地形をしておりこの平坦地は崩壊以前はさらに広かったことが推定できます

この付近登山道ははっきりとしていないので地形のみがルートファインディングの手がかり。でもそれがジオハイクの醍醐味でワクワクエリアに突入です。南アルプス全般に見られる二重稜線がここでは4重5重のかなり複雑な地形をしており迷ったら厄介です。これらの複雑な地形は地すべりが要因である言われ、大規模崩壊はその結果でもあります。今回のラインは東河内側を辿りました

無岳山の直下も崩れていますが、おかげで静岡市方面の展望がいいです(0835)。ここから池の平に下ったガレの縁も良かったです。まだ探索の余地は十分あり!
【おわり】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会11月~12月プラン
11/18 愛鷹山トレッキングツアー参加 オクチャンに会おう!【マツ フルほか】
11/23
富士山バリエーション大沢下部岩樋部~トヤ塚(初心者向け オススメ!)
11/25 本栖湖周遊紅葉ハイク【初級日帰り フル ほか】
12/2 八ヶ岳 裏同心ルンゼ【アイスクライミング 中級日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/9 陽だまりハイキング 日本平【初級 家族向け】
12/16 八ヶ岳 広河原沢アイスクライミング【中級 日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/23~24 クリスマス山行 北八つ麦草峠【リクエストOK】
お子さんから参加できます。雪初体験の人集まれ!
冬山に向け各自トレーニングの励行をお願いいたします。初級の数が少なくなりますが安部奥を中心としたトレーニング山行などは上記プランにかかわらずご相談に応じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
山酔会流マッタリズム!池の平焚き火キャンプ【その1】
俺達「あやしいオヤジ探検隊」の念願成就!
ここでしか味わえない水と酒と焚き火
構想五年!?君は「火」を見て何を思う・・・?

「晩秋にゼッタイやろうね!」こうマツと誓い合ったのは2007年の10月だった。紅葉の盛りにここを訪れた僕らはこのロケーションに「焚き火!」と言うキーワードがすぐに浮かんだ。このときのルートは東河内からヨモギ尾根を登り青薙山を往復し無岳山を降りる前にうわさで聞いていた池の平に初めて立ち寄ったときのことだ。あれから五年も経ってしまったんだね。宿願のプランをようやく実施することが出来ました【報告フル】
11/10~11 池の平焚き火キャンプ~無岳山
【フル マツ】

畑薙第1ダムから毛無山方面を見る
今年の紅葉は二週間は遅れていて11月第2週に畑薙ダム付近が最盛期です。また色づきは赤色が強い印象で近年に無い見事さでした。沼平に到着したのは僕らにしては遅い午前11時。観光客の出足も好調でけっこう賑わっていました

青薙山は大井川本流の左岸にそびえる玄人向けの渋い山ですが、バリエーションの匂いが濃いため一般向けのルートとは言えません。そのため地域分類的には東河内流域の山の盟主という位置づけが理解しやすいでしょう。その途中にある池の平が今回の目的地。観光客に混じって出発です

茶臼岳登山口の畑薙大吊橋付近。ヤレヤレの斜面が抜群の色合いです

沼平から1時間で青薙山登山口着。一息入れたら急なルートを登ります。でも今日は700Mしか登りません。2ピッチ2時間でのんびり行こう!

さあサンクチュアリに到着。オッ!?先客がいるぞ!

ここが池の平。急なルートがうそのようなホッとする平坦地です

池の平の湧水がこれだ!まずはここに挨拶しなきゃ

ここで湧いた直後、急な斜面を流れ落ちます。水を汲むときは注意が必要。ビールセット良し!

次ぎは薪の準備。マツちゃんが驚く積極ぶりで枯れ木を刻みます。やる気マンマン

焚き火セット完了!さあ呑むぞ!(3時!段取りどぉ~り)

ヒューイ!牡鹿の遠吠えと薪がはじける音がBGM。こんな夜はいつものバカ話はあまり出ません。しんみりと山酔会の反省をしたりします。とにかく火を見ているだけでマッタリとできる。ボケ味がなかなかイカすぜ「マツちゃん」
【つづく】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会11月~12月プラン
11/18 愛鷹山トレッキングツアー参加 オクチャンに会おう!【マツ フルほか】
11/23
富士山バリエーション大沢下部岩樋部~トヤ塚(初心者向け オススメ!)
11/25 本栖湖周遊紅葉ハイク【初級日帰り フル ほか】
12/2 八ヶ岳 裏同心ルンゼ【アイスクライミング 中級日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/9 陽だまりハイキング 日本平【初級 家族向け】
12/16 八ヶ岳 広河原沢アイスクライミング【中級 日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/23~24 クリスマス山行 北八つ麦草峠【リクエストOK】
お子さんから参加できます。雪初体験の人集まれ!
冬山に向け各自トレーニングの励行をお願いいたします。初級の数が少なくなりますが安部奥を中心としたトレーニング山行などは上記プランにかかわらずご相談に応じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ここでしか味わえない水と酒と焚き火
構想五年!?君は「火」を見て何を思う・・・?

「晩秋にゼッタイやろうね!」こうマツと誓い合ったのは2007年の10月だった。紅葉の盛りにここを訪れた僕らはこのロケーションに「焚き火!」と言うキーワードがすぐに浮かんだ。このときのルートは東河内からヨモギ尾根を登り青薙山を往復し無岳山を降りる前にうわさで聞いていた池の平に初めて立ち寄ったときのことだ。あれから五年も経ってしまったんだね。宿願のプランをようやく実施することが出来ました【報告フル】
11/10~11 池の平焚き火キャンプ~無岳山
【フル マツ】

畑薙第1ダムから毛無山方面を見る
今年の紅葉は二週間は遅れていて11月第2週に畑薙ダム付近が最盛期です。また色づきは赤色が強い印象で近年に無い見事さでした。沼平に到着したのは僕らにしては遅い午前11時。観光客の出足も好調でけっこう賑わっていました

青薙山は大井川本流の左岸にそびえる玄人向けの渋い山ですが、バリエーションの匂いが濃いため一般向けのルートとは言えません。そのため地域分類的には東河内流域の山の盟主という位置づけが理解しやすいでしょう。その途中にある池の平が今回の目的地。観光客に混じって出発です

茶臼岳登山口の畑薙大吊橋付近。ヤレヤレの斜面が抜群の色合いです

沼平から1時間で青薙山登山口着。一息入れたら急なルートを登ります。でも今日は700Mしか登りません。2ピッチ2時間でのんびり行こう!

さあサンクチュアリに到着。オッ!?先客がいるぞ!

ここが池の平。急なルートがうそのようなホッとする平坦地です

池の平の湧水がこれだ!まずはここに挨拶しなきゃ

ここで湧いた直後、急な斜面を流れ落ちます。水を汲むときは注意が必要。ビールセット良し!

次ぎは薪の準備。マツちゃんが驚く積極ぶりで枯れ木を刻みます。やる気マンマン

焚き火セット完了!さあ呑むぞ!(3時!段取りどぉ~り)

ヒューイ!牡鹿の遠吠えと薪がはじける音がBGM。こんな夜はいつものバカ話はあまり出ません。しんみりと山酔会の反省をしたりします。とにかく火を見ているだけでマッタリとできる。ボケ味がなかなかイカすぜ「マツちゃん」
【つづく】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会11月~12月プラン
11/18 愛鷹山トレッキングツアー参加 オクチャンに会おう!【マツ フルほか】
11/23
富士山バリエーション大沢下部岩樋部~トヤ塚(初心者向け オススメ!)
11/25 本栖湖周遊紅葉ハイク【初級日帰り フル ほか】
12/2 八ヶ岳 裏同心ルンゼ【アイスクライミング 中級日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/9 陽だまりハイキング 日本平【初級 家族向け】
12/16 八ヶ岳 広河原沢アイスクライミング【中級 日帰り】
※装備等についてはご相談ください
12/23~24 クリスマス山行 北八つ麦草峠【リクエストOK】
お子さんから参加できます。雪初体験の人集まれ!
冬山に向け各自トレーニングの励行をお願いいたします。初級の数が少なくなりますが安部奥を中心としたトレーニング山行などは上記プランにかかわらずご相談に応じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
南のクラシックルート「鳥小屋尾根」完登!
スケール/野生度/アドヴェンチャー性/どれをとっても申し分なし!
本格山屋の登竜門たれ!/しずおか山酔会の真髄かっ!?
いやいやどうも。毎週末がメチャハードなフルちゃんです。7/22の日曜日はいまいち天候が不順でしたが僕らの山は最高でした!ターゲットは南アルプス茶臼岳に畑薙よりダイレクトに突き上げる通称「鳥小屋尾根」。ヤブ尾根派の皆さんはすでにご経験のある人気ルートですが、なかなか魅せてくれましたよ。ヤブ尾根に入ろうとするものは一度はやっておくべき大変秀逸な一本です。この山を物語る僕らの表情に要注目!【報告フル】
7/22 南アルプス茶臼岳「鳥小屋尾根」
【参加者 フル マツ ほか1】
しずおか山酔会ハイキングによく参加してくれるHIROが本日のゲスト。トレランで鳴らした足は折紙つきの健脚山ガールで僕らと互角以上の実力の持ち主。でも本当の実力は女性らしい気配りの効いたメンバーシップで、山ガールの指標となるべき人物です。ん…ちょっと褒めすぎか?

畑薙ダムサイトで泊まりました。朝食を済ませたらいざ出陣!

沼平のゲートを過ぎ、大吊橋の手前に車を捨てます。最初の関門はなんと言っても大吊橋。向こうの稜線が見えてるよ

茶臼岳に向う登山道を登り最初に出会う送電鉄塔が鳥小屋尾根の取り付きです。今を遡る55年前、昭和32年の静岡国体の山岳部門のコースとして開拓された経緯を持つのがこの鳥小屋尾根。このほかに大無間、青薙山など数ルートが開拓されコースとして使われましたが、その後は一部のマニアのみが辿るバリエーションとなってしまいました。55年前の登山のムーヴメントを探る一日でもあります

特徴的に現れるいくつかのガレ。これに付随するかのように尾根には顕著な二重稜線が現れます。もっとも規模が大きいところで10Mぐらいの窪みが確認できました。南の特徴とも言えます

三角点のある畑薙山(1835m)に到着(0745)。スタートから2時間ですからペースはまずます。レトロな看板はまぎれもなく国体当時のものです。(実際には地面に落ちていました)

尾根は快適そのものですが時折急な斜面に手こずります。2000Mを過ぎると南らしい針葉樹の森となり変化のある地形は僕らを飽きさせません。ポッと明るいところにはワラビが繁茂し僕たちの足を止めました。オムスビ型の岩がアクセントの素敵な平地(2250M/0939)

2300Mからは慎重に進みます。これまではっきりしていた踏み跡や切り開きは曖昧となってバリエーションの風格が出てきます。厄介な灌木帯もそれほど大きくは無く少しの苦労で楽しく歩けます。でも天気は雨となり僕らの体はビショビショ…。おっ!森林限界を抜けたぞ

茶臼岳ピークの南面は凹地となっておりハイマツもさることながら豊富な高山植物に溢れていました。花の名前がバンバン飛び出てルートファインディングがおろそかになります。あの岩を目指そう!とラインを決め懸命に進むと…?

ドンピシャリ!山頂標記に抜け出ました。フルも感動の茶臼岳ダイレクトラインの完成です(1048)。苦労はあっても段取りどおりの遂行に満足感120%

茶臼岳小屋には仲間のKさんやY嬢を訪ねました。小屋主任の高橋さんはフルも面識があり久々の再会にラーメンとビールをご馳走になりました。1時間ほどでしたが暖かく迎えてくれて本当にありがとうございました。

1000M下って横窪沢小屋に寄ります。通りすがりの登山者に無料でお茶をサービスしてくれました。こんどはここに泊まりたいね!

ヤレヤレ峠とはなかなかなネーミングです。ここまで来るとたしかにヤレヤレなんです。(1450)白樺荘で温泉に入って、予定通り静岡の「ヨコタ」で乾杯!(1830)マツちゃんは気持ちよく電車で帰りました。これぞ!山酔会スタイルの真髄だっ!ほんと…僕らッてハードなアホウだね(それはお前だけだ…と彼は言っているでしょう)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会7~8月のプラン
7/28~29 山デビュー徹底応援P「富士山」(フル 有料企画)
8/4 st.JAZZ &「8月定例会」場所 葵区青葉通り 集合16時~ボチボチ
8/5 富士山市兵衛沢バリエーションハイキング【part2】(中級 日帰り)+清水海上花火大会(フル マツ ほか)
8/12~16 夏山山行 聖平バリエーションハイキング(初級~山小屋泊2泊~3泊 ご相談に応じます)
8/19 未定
8/25~26 富士山キノコ採り山行(初級~須走口山小屋1泊)
集合 静岡駅7時(車でアプローチ)須走口五合目10時
行程 須走登山口…小富士…六合長田山荘(宿泊・キノコ勉強会)
※翌日滑沢バリエーションハイキングを予定(7合目往復)。当会のメンバーは全員出席して欲しい富士山の魅力を味わい尽くす須玉の一本!山小屋宿泊費およそ¥8000
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
本格山屋の登竜門たれ!/しずおか山酔会の真髄かっ!?
いやいやどうも。毎週末がメチャハードなフルちゃんです。7/22の日曜日はいまいち天候が不順でしたが僕らの山は最高でした!ターゲットは南アルプス茶臼岳に畑薙よりダイレクトに突き上げる通称「鳥小屋尾根」。ヤブ尾根派の皆さんはすでにご経験のある人気ルートですが、なかなか魅せてくれましたよ。ヤブ尾根に入ろうとするものは一度はやっておくべき大変秀逸な一本です。この山を物語る僕らの表情に要注目!【報告フル】
7/22 南アルプス茶臼岳「鳥小屋尾根」
【参加者 フル マツ ほか1】
しずおか山酔会ハイキングによく参加してくれるHIROが本日のゲスト。トレランで鳴らした足は折紙つきの健脚山ガールで僕らと互角以上の実力の持ち主。でも本当の実力は女性らしい気配りの効いたメンバーシップで、山ガールの指標となるべき人物です。ん…ちょっと褒めすぎか?

畑薙ダムサイトで泊まりました。朝食を済ませたらいざ出陣!

沼平のゲートを過ぎ、大吊橋の手前に車を捨てます。最初の関門はなんと言っても大吊橋。向こうの稜線が見えてるよ

茶臼岳に向う登山道を登り最初に出会う送電鉄塔が鳥小屋尾根の取り付きです。今を遡る55年前、昭和32年の静岡国体の山岳部門のコースとして開拓された経緯を持つのがこの鳥小屋尾根。このほかに大無間、青薙山など数ルートが開拓されコースとして使われましたが、その後は一部のマニアのみが辿るバリエーションとなってしまいました。55年前の登山のムーヴメントを探る一日でもあります

特徴的に現れるいくつかのガレ。これに付随するかのように尾根には顕著な二重稜線が現れます。もっとも規模が大きいところで10Mぐらいの窪みが確認できました。南の特徴とも言えます

三角点のある畑薙山(1835m)に到着(0745)。スタートから2時間ですからペースはまずます。レトロな看板はまぎれもなく国体当時のものです。(実際には地面に落ちていました)

尾根は快適そのものですが時折急な斜面に手こずります。2000Mを過ぎると南らしい針葉樹の森となり変化のある地形は僕らを飽きさせません。ポッと明るいところにはワラビが繁茂し僕たちの足を止めました。オムスビ型の岩がアクセントの素敵な平地(2250M/0939)

2300Mからは慎重に進みます。これまではっきりしていた踏み跡や切り開きは曖昧となってバリエーションの風格が出てきます。厄介な灌木帯もそれほど大きくは無く少しの苦労で楽しく歩けます。でも天気は雨となり僕らの体はビショビショ…。おっ!森林限界を抜けたぞ

茶臼岳ピークの南面は凹地となっておりハイマツもさることながら豊富な高山植物に溢れていました。花の名前がバンバン飛び出てルートファインディングがおろそかになります。あの岩を目指そう!とラインを決め懸命に進むと…?

ドンピシャリ!山頂標記に抜け出ました。フルも感動の茶臼岳ダイレクトラインの完成です(1048)。苦労はあっても段取りどおりの遂行に満足感120%

茶臼岳小屋には仲間のKさんやY嬢を訪ねました。小屋主任の高橋さんはフルも面識があり久々の再会にラーメンとビールをご馳走になりました。1時間ほどでしたが暖かく迎えてくれて本当にありがとうございました。

1000M下って横窪沢小屋に寄ります。通りすがりの登山者に無料でお茶をサービスしてくれました。こんどはここに泊まりたいね!

ヤレヤレ峠とはなかなかなネーミングです。ここまで来るとたしかにヤレヤレなんです。(1450)白樺荘で温泉に入って、予定通り静岡の「ヨコタ」で乾杯!(1830)マツちゃんは気持ちよく電車で帰りました。これぞ!山酔会スタイルの真髄だっ!ほんと…僕らッてハードなアホウだね(それはお前だけだ…と彼は言っているでしょう)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
しずおか山酔会7~8月のプラン
7/28~29 山デビュー徹底応援P「富士山」(フル 有料企画)
8/4 st.JAZZ &「8月定例会」場所 葵区青葉通り 集合16時~ボチボチ
8/5 富士山市兵衛沢バリエーションハイキング【part2】(中級 日帰り)+清水海上花火大会(フル マツ ほか)
8/12~16 夏山山行 聖平バリエーションハイキング(初級~山小屋泊2泊~3泊 ご相談に応じます)
8/19 未定
8/25~26 富士山キノコ採り山行(初級~須走口山小屋1泊)
集合 静岡駅7時(車でアプローチ)須走口五合目10時
行程 須走登山口…小富士…六合長田山荘(宿泊・キノコ勉強会)
※翌日滑沢バリエーションハイキングを予定(7合目往復)。当会のメンバーは全員出席して欲しい富士山の魅力を味わい尽くす須玉の一本!山小屋宿泊費およそ¥8000
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
雨の二王山~込岳バリエーション
3月の雨はつらいね!冷たさに負けてアツラ沢の頭は中止
込岳の直接ルートを下降/¥280の口坂本温泉で温まる
雨のため仕事の予定が変更となり急遽体が空いたため、雨天を突いて以前からやりたかった二王山~アツラ沢の頭の間の稜線に向いました。このルートは安倍奥のバリエーションの中でも古くから注目を浴びていた上級ヤブ尾根でしたが、近年登山者の来訪が増えたことから標記などが増え、本来のバリエーションとしての楽しみは若干薄れたものの変化に富む地勢や自然植生の豊富さは変わらず気持ちのよいルートとしてオススメです。安倍奥はけっこうやったつもりのフルちゃんもどういう訳か残っていたルートで悪天でやるのは不本意でもありましたが、家を出てしまったらもう止まりません。そんな本日の一本をご紹介!?【報告フル】
3/23 奥仙俣から二王山~込岳【フル】

奥仙俣は口坂本温泉に向う中河内川の支流仙俣川の最奥の部落で、「あまごの里」と言う名前は知っている方も多いと思います。そのあまごの里の入り口に車を置き二王山へ向う一般登山口から入山しました(0825)

モノラックで良く知られたルート。急な登りも良く踏まれた道は快適に標高を稼ぐことが出来ます。見月山からの稜線に出るのに1時間はかかりません(0920)

椎ノ木尾根下降点に設置された道標。椎ノ木尾根は一般道ではないのでこの道標設置はいかがなものでしょう?このような標記の設置は一般道と混同されやすく道迷い遭難を誘発する危険性をはらんでいます。ご関係の皆様は少しご検討願いたいテーマです。今回のルートはいくつかそのような例が散見されました

おなじみ二王山の山頂(0952)。雪がつき始めました。地下足袋の足先がジンジンきます。ここからが今日のハイライトのヤブ尾根。比較的歩きやすい尾根ですがややテープがうるさい感じです

二王山、込岳間の三郷川左俣のガレ。結構規模が大きくこのルートをスリリングなものにしています。雨の影響で落石の音が耐えません。足元だけは注意して歩こう

込岳手前の300Mの登り返しがちょっときつい。急な斜面を我慢しながらあえぎます。勢いルートは不分明となり植林帯に引き込まれ、オフルート。ただちに修正して痩せ尾根に戻ります。下りはちょっと厳しい感じ。しかも尾根は消えるので標記がないと普通は迷うでしょう。斜度が緩むと込岳です(1108)
1309Mの標高で雨は雪となりました。休憩もそこそこに下山を決定。濡れたスパイク地下足袋の足が冷たさに痛みます。こちらははっきりした踏み跡がありルートファインディングの必要はなく車まで1時間で戻りました。急いで弁当を食べ口坂本温泉に直行。冷え切った体を温めるにも随分時間を要しました。この続きはまた今度。なかなか楽しいルートであることに間違いはありません。ルートを楽しむならやはり二王山とアツラ沢はつなげたいですね!

奥仙俣ではまだフキノトウの季節。梅も五分咲きぐらい。本格的な春はまだ先
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
山行計画
今年のお花見ハイキングは「メジャー高尾山」
3/25 緊急追加!
3/25 富士山展望ハイキング
急遽決定!静岡発6時!車でお迎え!
河口湖の北側山稜をのんびりと歩く/春の里山を満喫!
初心者対象/静岡16時着。そのあとビールを飲もう!
4/1 【4月定例会 17:00より/場所ビールのヨコタ】
静岡市山岳連盟アルパインクライミングスクールリーダー研修会参加(フル)
日本平桜マラソン参加(マツ)
4/8 山デビュー徹底応援P 三保ノルディックウォーキング参加
4/15 高尾山お花見ハイキング(初級/日帰り)
●登山人口世界一とも言われる東京奥多摩にある高尾山で、山桜やニリンソウを楽しみながら人気の秘密を検証する。遠地のため静岡を4時に出発。歩行6時間
4/22ワラビ採りプロジェクト「静岡市近郊」(初~上級/日帰り)
●萌芽状況によりエリアを選択する。今のところ俵峰が最有力だが桜の開花が2週間遅れた場合は満観峰周辺を攻める。普段のハイキングの服装より作業着の方が適している。軍手帽子マスクの用意のほか竹かご(ビク)を持っている人は持参していただきたい。収穫してその日に市場に出荷する
4/29山菜プロジェクト「コシアブラ」(初~上級/日帰り)
●昨年実績を上げたエリアを中心に丹念に歩く。ターゲットはコシアブラのみに限定して狙い収穫量をアップさせる。一日でコシアブラをモノにすることが出来る。歩行6時間
4/30アカヤシオと「風イラズ」ハイキング(中級/日帰り)
●風イラズはヤブの混じった健脚コースだが往復する分には初級でも問題はない。絢爛さが売りのアカヤシオが多く岩岳山にも負けないと言う。静岡を5時に出発。歩行7~8時間
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
込岳の直接ルートを下降/¥280の口坂本温泉で温まる
雨のため仕事の予定が変更となり急遽体が空いたため、雨天を突いて以前からやりたかった二王山~アツラ沢の頭の間の稜線に向いました。このルートは安倍奥のバリエーションの中でも古くから注目を浴びていた上級ヤブ尾根でしたが、近年登山者の来訪が増えたことから標記などが増え、本来のバリエーションとしての楽しみは若干薄れたものの変化に富む地勢や自然植生の豊富さは変わらず気持ちのよいルートとしてオススメです。安倍奥はけっこうやったつもりのフルちゃんもどういう訳か残っていたルートで悪天でやるのは不本意でもありましたが、家を出てしまったらもう止まりません。そんな本日の一本をご紹介!?【報告フル】
3/23 奥仙俣から二王山~込岳【フル】

奥仙俣は口坂本温泉に向う中河内川の支流仙俣川の最奥の部落で、「あまごの里」と言う名前は知っている方も多いと思います。そのあまごの里の入り口に車を置き二王山へ向う一般登山口から入山しました(0825)

モノラックで良く知られたルート。急な登りも良く踏まれた道は快適に標高を稼ぐことが出来ます。見月山からの稜線に出るのに1時間はかかりません(0920)

椎ノ木尾根下降点に設置された道標。椎ノ木尾根は一般道ではないのでこの道標設置はいかがなものでしょう?このような標記の設置は一般道と混同されやすく道迷い遭難を誘発する危険性をはらんでいます。ご関係の皆様は少しご検討願いたいテーマです。今回のルートはいくつかそのような例が散見されました

おなじみ二王山の山頂(0952)。雪がつき始めました。地下足袋の足先がジンジンきます。ここからが今日のハイライトのヤブ尾根。比較的歩きやすい尾根ですがややテープがうるさい感じです

二王山、込岳間の三郷川左俣のガレ。結構規模が大きくこのルートをスリリングなものにしています。雨の影響で落石の音が耐えません。足元だけは注意して歩こう

込岳手前の300Mの登り返しがちょっときつい。急な斜面を我慢しながらあえぎます。勢いルートは不分明となり植林帯に引き込まれ、オフルート。ただちに修正して痩せ尾根に戻ります。下りはちょっと厳しい感じ。しかも尾根は消えるので標記がないと普通は迷うでしょう。斜度が緩むと込岳です(1108)
1309Mの標高で雨は雪となりました。休憩もそこそこに下山を決定。濡れたスパイク地下足袋の足が冷たさに痛みます。こちらははっきりした踏み跡がありルートファインディングの必要はなく車まで1時間で戻りました。急いで弁当を食べ口坂本温泉に直行。冷え切った体を温めるにも随分時間を要しました。この続きはまた今度。なかなか楽しいルートであることに間違いはありません。ルートを楽しむならやはり二王山とアツラ沢はつなげたいですね!

奥仙俣ではまだフキノトウの季節。梅も五分咲きぐらい。本格的な春はまだ先
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
山行計画
今年のお花見ハイキングは「メジャー高尾山」
3/25 緊急追加!
3/25 富士山展望ハイキング
急遽決定!静岡発6時!車でお迎え!
河口湖の北側山稜をのんびりと歩く/春の里山を満喫!
初心者対象/静岡16時着。そのあとビールを飲もう!
4/1 【4月定例会 17:00より/場所ビールのヨコタ】
静岡市山岳連盟アルパインクライミングスクールリーダー研修会参加(フル)
日本平桜マラソン参加(マツ)
4/8 山デビュー徹底応援P 三保ノルディックウォーキング参加
4/15 高尾山お花見ハイキング(初級/日帰り)
●登山人口世界一とも言われる東京奥多摩にある高尾山で、山桜やニリンソウを楽しみながら人気の秘密を検証する。遠地のため静岡を4時に出発。歩行6時間
4/22ワラビ採りプロジェクト「静岡市近郊」(初~上級/日帰り)
●萌芽状況によりエリアを選択する。今のところ俵峰が最有力だが桜の開花が2週間遅れた場合は満観峰周辺を攻める。普段のハイキングの服装より作業着の方が適している。軍手帽子マスクの用意のほか竹かご(ビク)を持っている人は持参していただきたい。収穫してその日に市場に出荷する
4/29山菜プロジェクト「コシアブラ」(初~上級/日帰り)
●昨年実績を上げたエリアを中心に丹念に歩く。ターゲットはコシアブラのみに限定して狙い収穫量をアップさせる。一日でコシアブラをモノにすることが出来る。歩行6時間
4/30アカヤシオと「風イラズ」ハイキング(中級/日帰り)
●風イラズはヤブの混じった健脚コースだが往復する分には初級でも問題はない。絢爛さが売りのアカヤシオが多く岩岳山にも負けないと言う。静岡を5時に出発。歩行7~8時間
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2012年03月23日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:01 │Comments(0) │ヤブ尾根
竜爪山バリエーションハイキング
春のお楽しみハイク第1弾!
誰もが知っている竜爪山をマニアックに楽しむぞ!
★お知らせ★山行計画を変更しました★★★★
今年の干支は辰。その辰にちなんだ山として注目されている竜爪山。標高は1000Mちょっとで静岡市民の憩いの山として人気が高いのですが今年はさらにブレイクしそう…!?そんな竜爪山はフルチャンも結構足を運んでいるのですがまだ歩いていないルートがありました!地図を見た感じではなかなかいけそうな尾根。里山ならではの味わいが楽しみな今日のルートを紹介しよう。【報告フル】
2/26竜爪山バリエーション道白山南東尾根
【参加者 フル マホ 他2】
今日のお友達は今シーズン花沢山以来スイッチがONした感じのマホちゃんと、日本平で初めてご一緒したY木ご夫妻。静岡駅北口に7時集合。7:20の竜爪山線のバスに乗ります。30分ほど乗って平山で下車します。今回は読図をテーマとしたのでまずは最初のレクチャーを行います。読図を始めるにあたって最初に理解しなくてはならないのが「整置」。地図に記載された方位磁石の西偏6度と地図の真北を合わせて、実際の地形の方向を確認。ほら!ぴったり合っていますよね。では地図に今日の日付とメンバーの名前を書き込んでスタートしましょう(0810)

かなり古そうな竜爪山への道標。平山部落にありました(0819)

僕らの今回のルートは平山部落から道白山に直接登る道白山南東尾根。れっきとしたヤブ尾根ですが、杉林が主体の歩きやすいルートでした(0854)

1時間半ほどで中電鉄塔に出ます。思わず見上げるほどの巨大鉄塔で100Mはありそう。道白山の前後に2機並んでいます(1050)

どうやって建てたの!?と思わずにいられません

道白山は室町時代に修験を行った禅僧「道白」の名前から来ています。現在も修験の痕跡が遺跡としてあるらしいのですが、今回はそこまで探索は出来ませんでした。主稜線を越えた安倍川側にも行翁山という修験遺跡があり興味深いです(1110)

則沢からの一般ルートに合流しますがここが急斜面で核心となりました。同行のY木ご夫妻にはやや負担を強いる結果となり少し恐縮です。でも苦労のあとのお弁当は最高です。ご夫妻の差し入れがちょっと凄い!山頂で伊勢の赤福を賞味しました。子供の頃よく親父が買ってきた赤福を思い出し、フルチャンも感無量です!

山頂ではこれまたお友達のTベッチーさんと再会。昨年の正月に日本平で会いましたね。彼は浅間神社から竜爪山まで走ってきたそうです。ご苦労様!

下山は森谷沢ルート。一般向きではありませんが牛妻へは一直線に下る最短ルートです。ここでも巨大鉄塔をくぐって最後の下りとなります(1605)

下山は丁度17時。一日を竜爪山で楽しみました。帰りはお土産にフキノトウを摘んで帰りました。で〆は例によって居酒屋反省会。松永家もここでようやく合流。山話に花が咲きました
★★★3月定例会は3/11 17時より★★★
会員の皆様は新年度保険加入をお願いします
4月より加入で年額¥5000(日本山岳協会山岳共済会 山岳登攀コースSタイプ 保険料¥3900+年会費¥1000+申し込み経費¥100)
会員はすべてこの保険に加入することが当会規約に定められていますので、もれなく加入されるようお願いします。保険料徴収は3/11の定例会にて行います。担当の松永さんに迷惑が掛からないよう速やかに納入されますようお願いいたします。
【定例会議題】
★4月お花見山行プラン★4月ワラビ採りプラン★GW山行プラン検討
★★★山行計画★★★
3/4 八ヶ岳摩利支天沢大滝ICE(日帰り)
※上高地霞沢岳中千丈沢「Z」IceClimbingは中止いたしました
3/11 藁科川水系崩野より智者山・天狗石山ハイキング(初心者OK/日帰り)
【3月定例会 17:00~静岡市街 場所未定】
3/18 大井川水系田代より小無間山往復ハイキング(初心者OK/日帰り)
3/25 奥仙俣より二王山・奥仙俣山バリエーションハイキング(日帰り)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
誰もが知っている竜爪山をマニアックに楽しむぞ!
★お知らせ★山行計画を変更しました★★★★
今年の干支は辰。その辰にちなんだ山として注目されている竜爪山。標高は1000Mちょっとで静岡市民の憩いの山として人気が高いのですが今年はさらにブレイクしそう…!?そんな竜爪山はフルチャンも結構足を運んでいるのですがまだ歩いていないルートがありました!地図を見た感じではなかなかいけそうな尾根。里山ならではの味わいが楽しみな今日のルートを紹介しよう。【報告フル】
2/26竜爪山バリエーション道白山南東尾根
【参加者 フル マホ 他2】
今日のお友達は今シーズン花沢山以来スイッチがONした感じのマホちゃんと、日本平で初めてご一緒したY木ご夫妻。静岡駅北口に7時集合。7:20の竜爪山線のバスに乗ります。30分ほど乗って平山で下車します。今回は読図をテーマとしたのでまずは最初のレクチャーを行います。読図を始めるにあたって最初に理解しなくてはならないのが「整置」。地図に記載された方位磁石の西偏6度と地図の真北を合わせて、実際の地形の方向を確認。ほら!ぴったり合っていますよね。では地図に今日の日付とメンバーの名前を書き込んでスタートしましょう(0810)

かなり古そうな竜爪山への道標。平山部落にありました(0819)

僕らの今回のルートは平山部落から道白山に直接登る道白山南東尾根。れっきとしたヤブ尾根ですが、杉林が主体の歩きやすいルートでした(0854)

1時間半ほどで中電鉄塔に出ます。思わず見上げるほどの巨大鉄塔で100Mはありそう。道白山の前後に2機並んでいます(1050)

どうやって建てたの!?と思わずにいられません

道白山は室町時代に修験を行った禅僧「道白」の名前から来ています。現在も修験の痕跡が遺跡としてあるらしいのですが、今回はそこまで探索は出来ませんでした。主稜線を越えた安倍川側にも行翁山という修験遺跡があり興味深いです(1110)

則沢からの一般ルートに合流しますがここが急斜面で核心となりました。同行のY木ご夫妻にはやや負担を強いる結果となり少し恐縮です。でも苦労のあとのお弁当は最高です。ご夫妻の差し入れがちょっと凄い!山頂で伊勢の赤福を賞味しました。子供の頃よく親父が買ってきた赤福を思い出し、フルチャンも感無量です!

山頂ではこれまたお友達のTベッチーさんと再会。昨年の正月に日本平で会いましたね。彼は浅間神社から竜爪山まで走ってきたそうです。ご苦労様!

下山は森谷沢ルート。一般向きではありませんが牛妻へは一直線に下る最短ルートです。ここでも巨大鉄塔をくぐって最後の下りとなります(1605)


★★★3月定例会は3/11 17時より★★★
会員の皆様は新年度保険加入をお願いします
4月より加入で年額¥5000(日本山岳協会山岳共済会 山岳登攀コースSタイプ 保険料¥3900+年会費¥1000+申し込み経費¥100)
会員はすべてこの保険に加入することが当会規約に定められていますので、もれなく加入されるようお願いします。保険料徴収は3/11の定例会にて行います。担当の松永さんに迷惑が掛からないよう速やかに納入されますようお願いいたします。
【定例会議題】
★4月お花見山行プラン★4月ワラビ採りプラン★GW山行プラン検討
★★★山行計画★★★
3/4 八ヶ岳摩利支天沢大滝ICE(日帰り)
※上高地霞沢岳中千丈沢「Z」IceClimbingは中止いたしました
3/11 藁科川水系崩野より智者山・天狗石山ハイキング(初心者OK/日帰り)
【3月定例会 17:00~静岡市街 場所未定】
3/18 大井川水系田代より小無間山往復ハイキング(初心者OK/日帰り)
3/25 奥仙俣より二王山・奥仙俣山バリエーションハイキング(日帰り)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2012年02月27日 Posted by 山酔会活動報告 at 22:18 │Comments(0) │ヤブ尾根
秘境部落「小猿郷」から無双連山
永野式バリエーションハイクの本領を垣間見る
川根本町に一軒だけ残る秘境部落「小猿郷」
静岡県全域にわたるバリエーションの精通者で僕らのヤブ尾根の師匠でもある山岳ガイド永野敏夫さん(秘湯山楽会/山遊塾チロル主宰)オススメの無双連山を楽しむルートにトライして来ました。永野さんいわく「小猿郷は静岡の現存する秘境中もっとも隔絶感のある部落で残るはたった一軒」。ここの主人も現在は静岡に住み通いで畑仕事をしていると言います。そんな寒村も面白いと思い行ってきました。【報告フル】

小猿郷の民家とヤブ道場の舞台となった尾根
11/23 小猿郷から無双連山【フル単独】
(国土地理院2.5万図 石上 参照)
場所は大井川水系笹間川の上流部でアプローチは362号線の富士城から南の稜線上に延びる林道で一応舗装されています(入り口に小猿郷の手書き看板あり)。無双連山は林道がありそのまま林道を行けば15分ぐらいで登れる山なのですが、そこを過ぎて徐々に標高を落とすと眼下に一軒の民家が見え、そこが小猿郷です。林道は農道となり僕の車も一回で曲がれない急なルートで緊張します(冬季はほとんど無理)

2軒のうち手前のひとつは空き家のようなのでそこに車を止め歩き始めます。茶畑や畑がきれいなので農作業は行われているようです。関白神社に寄ってスタート(0820)。神社裏の尾根に取り付きます。2.5万図上には破線が記されていますがクマザサが伸びてはなはだ不分明。杉林なので比較的歩きやすいです。上部は間伐もされていて道はかなり明瞭になってきます。でもハイキングルートとは言えません。ほどなく稜線に抜けます(0930)

稜線を西に辿るとすぐに林道に出ます。これが先の無双連山林道で大井川筋まで続いています。小猿郷から伸びるもうひとつの尾根を確認するため990mピークを踏み再び林道へ。無双連山に導く指導標に従い登山道を進みます。このあたり徳山城址であるそうで無双連山は大井川の呼び方で大城山とも言われているようです。無双連山は「ムソレヤマ」と呼び「ムソウレンザン」ではありません。これは焼畑の場所につけられる地名「ソリ・ソレ」に関連してつけられたとフルチャンは思いますが無双連山の漢字の由来ははまったく不明で近代の人の思い付きでは無いかな?(三角点1046)

さて下降は先の永野さんオススメのラインですが、このところクマザサにやられている経験からやや緊張します。遠目では杉林だから問題ないと楽観していましたが…、やっぱりクマザサです。慎重に下りますがあまり慎重になりすぎ目測を誤りいきなり尾根を外しました。150mばかり下って気付き上り返しもう間違えないぞと肝に銘じたはずでしたが、次の分岐点でも誘い込まれやすい尾根にはまっていました。クマザサは尾根全般にわたってはびこり今考えると目的の小猿郷直通尾根は見つけるのが困難です。これが永野流ヤブ道場なのかと舌を巻きました。急な斜面を無理に下って小猿郷川に出ます(1250)

降り切った沢は地形から場所が同定できあとは沢を辿って小猿郷に到着。たった一軒のご主人に呼び止められしばらく山談義に花を咲かせました。雨が降り始めそれをシオに退散(1335)

家の前が小川で絵に描いたような佇まいが情緒たっぷり
しずおか山酔会12月~お正月のプラン
11/27 富士川キウイマラソン参加(マツ)
11/27 見月山「日本山岳会静岡支部主催/登山教室」(フル)
★一般参加。読図トレーニングなどが主な内容。参加費¥2000.静岡駅北口9番乗り場7時集合
12/4 冬山訓練/富士山(マツ フル 参加者募集中)
★ルートは水ヶ塚か吉田大沢。メンバーによって決まります。ピッケルアイゼンワークの講習も可
12/11 冬山トレーニング/八ヶ岳西面(日帰りフル 参加者募集中)
★毎年恒例のオープニング冬八ツ。裏同心ルンゼまたはジョウゴ沢をサックリ歩く
12/18 「亡き山仲間をしのぶ会/満観峰親睦ハイク」
★僕らの山の先輩で48歳の若さで急逝した大久保氏の家族が名古屋より来静してパーティハイキングを行います。参加は故人を知らなくても、家族同伴でもOK。宇津ノ谷道の駅からスタート予定
12/23~25のうち2日間 北八ツしらびそ小屋「ホワイトクリスマス」(初心者対象1泊2日小屋泊まり)
★初心者対象の雪山体験プログラム。静岡では味わえない北八ツのホワイトクリスマスでまったりする
正月山行 尾白川西坊主沢ICEクライミング 一泊二日(マツ フル)
★年末~正月にかけては上記の山行以外にも2本ぐらい行います。お気軽にお問い合わせください
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
川根本町に一軒だけ残る秘境部落「小猿郷」
静岡県全域にわたるバリエーションの精通者で僕らのヤブ尾根の師匠でもある山岳ガイド永野敏夫さん(秘湯山楽会/山遊塾チロル主宰)オススメの無双連山を楽しむルートにトライして来ました。永野さんいわく「小猿郷は静岡の現存する秘境中もっとも隔絶感のある部落で残るはたった一軒」。ここの主人も現在は静岡に住み通いで畑仕事をしていると言います。そんな寒村も面白いと思い行ってきました。【報告フル】

小猿郷の民家とヤブ道場の舞台となった尾根
11/23 小猿郷から無双連山【フル単独】
(国土地理院2.5万図 石上 参照)
場所は大井川水系笹間川の上流部でアプローチは362号線の富士城から南の稜線上に延びる林道で一応舗装されています(入り口に小猿郷の手書き看板あり)。無双連山は林道がありそのまま林道を行けば15分ぐらいで登れる山なのですが、そこを過ぎて徐々に標高を落とすと眼下に一軒の民家が見え、そこが小猿郷です。林道は農道となり僕の車も一回で曲がれない急なルートで緊張します(冬季はほとんど無理)

2軒のうち手前のひとつは空き家のようなのでそこに車を止め歩き始めます。茶畑や畑がきれいなので農作業は行われているようです。関白神社に寄ってスタート(0820)。神社裏の尾根に取り付きます。2.5万図上には破線が記されていますがクマザサが伸びてはなはだ不分明。杉林なので比較的歩きやすいです。上部は間伐もされていて道はかなり明瞭になってきます。でもハイキングルートとは言えません。ほどなく稜線に抜けます(0930)

稜線を西に辿るとすぐに林道に出ます。これが先の無双連山林道で大井川筋まで続いています。小猿郷から伸びるもうひとつの尾根を確認するため990mピークを踏み再び林道へ。無双連山に導く指導標に従い登山道を進みます。このあたり徳山城址であるそうで無双連山は大井川の呼び方で大城山とも言われているようです。無双連山は「ムソレヤマ」と呼び「ムソウレンザン」ではありません。これは焼畑の場所につけられる地名「ソリ・ソレ」に関連してつけられたとフルチャンは思いますが無双連山の漢字の由来ははまったく不明で近代の人の思い付きでは無いかな?(三角点1046)

さて下降は先の永野さんオススメのラインですが、このところクマザサにやられている経験からやや緊張します。遠目では杉林だから問題ないと楽観していましたが…、やっぱりクマザサです。慎重に下りますがあまり慎重になりすぎ目測を誤りいきなり尾根を外しました。150mばかり下って気付き上り返しもう間違えないぞと肝に銘じたはずでしたが、次の分岐点でも誘い込まれやすい尾根にはまっていました。クマザサは尾根全般にわたってはびこり今考えると目的の小猿郷直通尾根は見つけるのが困難です。これが永野流ヤブ道場なのかと舌を巻きました。急な斜面を無理に下って小猿郷川に出ます(1250)

降り切った沢は地形から場所が同定できあとは沢を辿って小猿郷に到着。たった一軒のご主人に呼び止められしばらく山談義に花を咲かせました。雨が降り始めそれをシオに退散(1335)

家の前が小川で絵に描いたような佇まいが情緒たっぷり
しずおか山酔会12月~お正月のプラン
11/27 富士川キウイマラソン参加(マツ)
11/27 見月山「日本山岳会静岡支部主催/登山教室」(フル)
★一般参加。読図トレーニングなどが主な内容。参加費¥2000.静岡駅北口9番乗り場7時集合
12/4 冬山訓練/富士山(マツ フル 参加者募集中)
★ルートは水ヶ塚か吉田大沢。メンバーによって決まります。ピッケルアイゼンワークの講習も可
12/11 冬山トレーニング/八ヶ岳西面(日帰りフル 参加者募集中)
★毎年恒例のオープニング冬八ツ。裏同心ルンゼまたはジョウゴ沢をサックリ歩く
12/18 「亡き山仲間をしのぶ会/満観峰親睦ハイク」
★僕らの山の先輩で48歳の若さで急逝した大久保氏の家族が名古屋より来静してパーティハイキングを行います。参加は故人を知らなくても、家族同伴でもOK。宇津ノ谷道の駅からスタート予定
12/23~25のうち2日間 北八ツしらびそ小屋「ホワイトクリスマス」(初心者対象1泊2日小屋泊まり)
★初心者対象の雪山体験プログラム。静岡では味わえない北八ツのホワイトクリスマスでまったりする
正月山行 尾白川西坊主沢ICEクライミング 一泊二日(マツ フル)
★年末~正月にかけては上記の山行以外にも2本ぐらい行います。お気軽にお問い合わせください
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2011年11月23日 Posted by 山酔会活動報告 at 21:28 │Comments(0) │ヤブ尾根
展望はピカイチ/使える里山「大山」
足久保川水系大棚山~大山
一日楽しめるタフな里山探訪
11/19の土曜日は台風並みの大嵐で僕らが企画していた深南部焚き火山行はあえなく中止となりました。それにしても風の強さは尋常ではなく鹿児島県では人家が吹き飛ぶと言う惨事も発生。誰もが自然の驚異におののきました。行かなくてほんとうに良かった。
明くる11/20の日曜日は気持ちのよい快晴。でも昨日の雨の影響で安倍川は濁流です。こんなときは迷わずヤブ尾根。今回はフルチャンも初めての大棚山を訪ねました。【報告フル】

右から大棚山、1036m峰、中村山
11/20 大棚山~中村山~突先山~大山
【参加者 フル単】
安倍川支流の足久保川をめぐる山稜が今回のターゲット。11/6には玉川トレラン大会も開かれたコースを含む比較的中級のハイキングコースです。一般ルートは稜線のみとし登りと下りはルートの無い尾根を辿りました。

奥長島の茶園を横に見ながら取り付きを探ります。沢筋から入ったのは失敗でひどいヤブにいきなり苦しみます。茶園を横切り杉林に入るのが正解!

尾根に乗りしばらく行くと岩がゴロゴロしているところに出ます。標高600M、ちょっと休もう!(0925)

2回の急登をこなせばラクラク山頂に抜けます。11/6のトレランの標記が残っていました。面白かったのは稜線に掘られた落とし穴!?トレランの人のためにテープが張ってありました。イノシシを捕ろうとしたのか?(1021)

中村山は自然林の山頂で紅葉もきれいでした。ここから天狗岳に向う稜線は素晴らしいです(1133)

釜石峠の歯痛地蔵「左美和村あしくぼ、右玉川村たくみ」の文字が判読できる道標です(1156)

大山の頂上には大きなアンテナが林立して市街地からもそれと分かります。ちょっと興ざめと言えば言えますがここの展望はフルチャンも唸りました。視界のよくなる冬の季節、いちど訪れてみてはいかがでしょう。(1300)

大山から大棚山のルートをじっくりと確認します。沢筋か尾根筋かの興味もあり次回は沢のラインを行ってみようと思います。自然林と植林の分布が一目瞭然ですが、ここらは侮れない厳しいクマザサがはびこっていて大山からの下降はかなりハードな内容となりました。(奥長島1509)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
12月~正月のプラン決定!!
詳細は明日以降発表いたします。お楽しみに!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
一日楽しめるタフな里山探訪
11/19の土曜日は台風並みの大嵐で僕らが企画していた深南部焚き火山行はあえなく中止となりました。それにしても風の強さは尋常ではなく鹿児島県では人家が吹き飛ぶと言う惨事も発生。誰もが自然の驚異におののきました。行かなくてほんとうに良かった。
明くる11/20の日曜日は気持ちのよい快晴。でも昨日の雨の影響で安倍川は濁流です。こんなときは迷わずヤブ尾根。今回はフルチャンも初めての大棚山を訪ねました。【報告フル】

右から大棚山、1036m峰、中村山
11/20 大棚山~中村山~突先山~大山
【参加者 フル単】
安倍川支流の足久保川をめぐる山稜が今回のターゲット。11/6には玉川トレラン大会も開かれたコースを含む比較的中級のハイキングコースです。一般ルートは稜線のみとし登りと下りはルートの無い尾根を辿りました。

奥長島の茶園を横に見ながら取り付きを探ります。沢筋から入ったのは失敗でひどいヤブにいきなり苦しみます。茶園を横切り杉林に入るのが正解!

尾根に乗りしばらく行くと岩がゴロゴロしているところに出ます。標高600M、ちょっと休もう!(0925)

2回の急登をこなせばラクラク山頂に抜けます。11/6のトレランの標記が残っていました。面白かったのは稜線に掘られた落とし穴!?トレランの人のためにテープが張ってありました。イノシシを捕ろうとしたのか?(1021)

中村山は自然林の山頂で紅葉もきれいでした。ここから天狗岳に向う稜線は素晴らしいです(1133)

釜石峠の歯痛地蔵「左美和村あしくぼ、右玉川村たくみ」の文字が判読できる道標です(1156)

大山の頂上には大きなアンテナが林立して市街地からもそれと分かります。ちょっと興ざめと言えば言えますがここの展望はフルチャンも唸りました。視界のよくなる冬の季節、いちど訪れてみてはいかがでしょう。(1300)

大山から大棚山のルートをじっくりと確認します。沢筋か尾根筋かの興味もあり次回は沢のラインを行ってみようと思います。自然林と植林の分布が一目瞭然ですが、ここらは侮れない厳しいクマザサがはびこっていて大山からの下降はかなりハードな内容となりました。(奥長島1509)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
12月~正月のプラン決定!!
詳細は明日以降発表いたします。お楽しみに!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2011年11月21日 Posted by 山酔会活動報告 at 22:23 │Comments(0) │ヤブ尾根
爽快!秋晴れの竜爪山バリエーション
落差100Mの大瀑布天神滝!
秋の気配濃い安部奥最前衛の秀峰
森谷沢山寺ルート新規開拓!
低気圧が通過した10/16は爽快な秋晴れに恵まれ、竜爪山のバリエーションを狙っていた僕らは予定を1時間ほど遅らせてチャレンジしました。行く先は竜爪山でも屈指の岩場を持つ沢口沢。過去クラッククライミングに装備不足で敗退している経緯もあり再チャレンジしたのですが、昨日から見舞われた激しい雨に岩登りは完全中止とし別なラインをトレースしました。【報告フル】
10/16竜爪山 沢口沢ルンゼルート 森谷沢山寺ルート
【参加者 フル マツ】

写っているのは約2/3程度で、見えている部分で60mは十分にあります。クラックはさらに上部
フルチャンオススメの竜爪山の岩と言えば天神滝です。落差は100mは優にある実に立派なガリーとなっていますが、雨の後は水が流れて登攀は不可能となるため渇水期の乾いたときに登るのが普通でしょう。ルートは上部のクラックが核心となりカム類が必要です。折からの大雨で安倍川の増水が顕著な中、取り付きに至った僕らははじめて見る大瀑布の威容に感動しました。
左脇にあるスラブ壁も登られていないことからコケむしており、そそりません。岩登りを最初から諦めていた僕らはそのさらに左にあるルンゼをたどり滝の上部に進みました。

天神滝の名前の由来と思われる天神山神社の祠

最後は自然林も気持ちよいルートに変わる
あとは緩やかな沢沿いに進んで主稜線に出ます。最終部の斜面が歩きづらかったですが。沢沿いの雰囲気も良く竜爪山に新しいオススメルートを追加しました。

行翁山の山号を持つ山寺。現在の位置よりさらに上に伝説の山寺跡があると言う

伝説の山寺跡に安置された石仏。設置は明治以降
昼ごはんを食べて1時前に山頂を後にします。次の目標は若山の手前から森谷沢をめがけてまっすぐ降りるルートで地形図には破線が記されていますが、僕らは初見でした。ここがなかなかの好ルート。ハイキング用に整備されたルートをご存知の人なら知っている辛い階段が全く無く、野趣あふれ歴史の痕跡も楽しみな秀逸なルートでした。石碑以外にも修験の穴など他所にはない遺跡が数多くあります。ルートを示す道標も多くなんら心配なく一般の人も歩けます。是非一度チャレンジしてはいかが?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
秋の気配濃い安部奥最前衛の秀峰
森谷沢山寺ルート新規開拓!
低気圧が通過した10/16は爽快な秋晴れに恵まれ、竜爪山のバリエーションを狙っていた僕らは予定を1時間ほど遅らせてチャレンジしました。行く先は竜爪山でも屈指の岩場を持つ沢口沢。過去クラッククライミングに装備不足で敗退している経緯もあり再チャレンジしたのですが、昨日から見舞われた激しい雨に岩登りは完全中止とし別なラインをトレースしました。【報告フル】
10/16竜爪山 沢口沢ルンゼルート 森谷沢山寺ルート
【参加者 フル マツ】

写っているのは約2/3程度で、見えている部分で60mは十分にあります。クラックはさらに上部
フルチャンオススメの竜爪山の岩と言えば天神滝です。落差は100mは優にある実に立派なガリーとなっていますが、雨の後は水が流れて登攀は不可能となるため渇水期の乾いたときに登るのが普通でしょう。ルートは上部のクラックが核心となりカム類が必要です。折からの大雨で安倍川の増水が顕著な中、取り付きに至った僕らははじめて見る大瀑布の威容に感動しました。
左脇にあるスラブ壁も登られていないことからコケむしており、そそりません。岩登りを最初から諦めていた僕らはそのさらに左にあるルンゼをたどり滝の上部に進みました。

天神滝の名前の由来と思われる天神山神社の祠

最後は自然林も気持ちよいルートに変わる
あとは緩やかな沢沿いに進んで主稜線に出ます。最終部の斜面が歩きづらかったですが。沢沿いの雰囲気も良く竜爪山に新しいオススメルートを追加しました。

行翁山の山号を持つ山寺。現在の位置よりさらに上に伝説の山寺跡があると言う

伝説の山寺跡に安置された石仏。設置は明治以降
昼ごはんを食べて1時前に山頂を後にします。次の目標は若山の手前から森谷沢をめがけてまっすぐ降りるルートで地形図には破線が記されていますが、僕らは初見でした。ここがなかなかの好ルート。ハイキング用に整備されたルートをご存知の人なら知っている辛い階段が全く無く、野趣あふれ歴史の痕跡も楽しみな秀逸なルートでした。石碑以外にも修験の穴など他所にはない遺跡が数多くあります。ルートを示す道標も多くなんら心配なく一般の人も歩けます。是非一度チャレンジしてはいかが?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2011年10月16日 Posted by 山酔会活動報告 at 22:26 │Comments(0) │ヤブ尾根
ヤブ&ヒルデビューしました!
黒俣の囲炉裏会/露天風呂を楽しむ
ヒルデビューだあ!井川ヒルズの歓迎
7/10県民の森〜井川峠
参加者 マツ・フル・タク・リエ
清冽な安倍川源流部、ブドー沢の水

7/9、夜7時に静岡を出発した僕ら2名は宴たけなわのころようやく黒俣に到着し囲炉裏で焼く野趣あふれるあぶり焼きや、飲み放題のビールに酔いました。場所は藁科川上流の黒俣川沿いにある山の家で楽しむための囲炉裏や露天風呂がありアウトドア系のパーティーにうってつけです。主催の横山様、民家主のシモガキ様、楽しい一夜を本当にありがとうございました。

7/10 井川峠の秘密エリア「ブドー沢」を訪ねました。ここでの話題はヒル!!初めてのTAK&RIEにはちょっと驚いたかな?

ブドー沢のとりつき点。ヒルの歓迎に戸惑い!?

ヒルから逃れてホッとしてコーヒータイム

稜線ではけたたましく鳴く蝉の声も涼しく感じる

最後になぞのキノコに遭遇。名前調べよう!(カイメンタケと思われます!?)
報告マツ&フル@ヨコタ
ヒルデビューだあ!井川ヒルズの歓迎
7/10県民の森〜井川峠
参加者 マツ・フル・タク・リエ
清冽な安倍川源流部、ブドー沢の水

7/9、夜7時に静岡を出発した僕ら2名は宴たけなわのころようやく黒俣に到着し囲炉裏で焼く野趣あふれるあぶり焼きや、飲み放題のビールに酔いました。場所は藁科川上流の黒俣川沿いにある山の家で楽しむための囲炉裏や露天風呂がありアウトドア系のパーティーにうってつけです。主催の横山様、民家主のシモガキ様、楽しい一夜を本当にありがとうございました。

7/10 井川峠の秘密エリア「ブドー沢」を訪ねました。ここでの話題はヒル!!初めてのTAK&RIEにはちょっと驚いたかな?

ブドー沢のとりつき点。ヒルの歓迎に戸惑い!?

ヒルから逃れてホッとしてコーヒータイム

稜線ではけたたましく鳴く蝉の声も涼しく感じる
最後になぞのキノコに遭遇。名前調べよう!(カイメンタケと思われます!?)
報告マツ&フル@ヨコタ
2011年07月10日 Posted by 山酔会活動報告 at 17:11 │Comments(0) │ヤブ尾根
雨ニモマケズ、ヒルニモマケズ
入梅後も絶好調!?2週連続の安部奥とビアガーデン
先週の鳩胸尾根に続く知られざる安部奥の秘境を探訪。朝6時静岡駅集合。今にも泣き出しそうな空を見上げて僕らは車に乗り込みました。さて今日の尾根はどんな尾根だろう?【報告フル】
6/26 三郷川源流尾根/湯の森尾根 【マツ/フル】
湯の森から三郷川沿いに延びる林道はやや荒れてタイヤのパンクが気になりますがほぼ終点まで車を入れ、7:20登山開始。地図を見ながら目指す尾根を探すもいきなり間違って仕切りなおし。車の中からも読図しないとこんなハメにあいます。取り付きを探りながら沢沿いを進むと靴に5匹以上のヒルが!とりあえず河原に下りてヒルを取りますが、予想以上に強力なヒルの歓迎にルートの求め方を制約されます。草ヤブを嫌い杉林を上り始めますがやはりここにも!!標高を上げればいずれ消えるはずと先を急ぎましたがこの源流尾根は1200mぐらいまでヒルのエリアでした。
植林は1100m付近から自然林に変わりなかなかいい雰囲気に。クマザサは鳩胸尾根同様ありますがそれほど苦にはなりませんでした。1250m付近から特有の二重稜線が現れ、三郷川の源流も付近に流れるようになります。あとは主稜線まで250m、ここからは快適な森の尾根歩きで程なく県民の森から伸びる遊歩道に出ました(11:00)

安部奥に限らず南アルプスの特徴とも言える二重稜線。典型的な地すべり地形
さて下りは湯の森に一直線に伸びる湯の森尾根。道は無いと思った方が良く、取り付きがやはり課題となり、読図力が試されます。相棒のM氏がここで積極的に先頭に立ちました。ヤブ尾根の下降で先頭に立つのはなかなか出来ない芸当ですが、彼もずいぶんと慣れてきたのかしばらくトップを譲りませんでした。テープなどもあり比較的歩かれている尾根ではありますが、僕らはそのテープを無視して源流尾根の取り付きに向う尾根に入り込みます。このあたりがとてもスリリング。地形図と一致した場所にたどり着くとホッと一息であとは気楽に尾根を辿りました。

三郷川の源流の流れ。興味を惹く沢はここだけではない
14時ちょうどに車に到着し、黄金の湯で汗を流した後はお待ちかねのビアガーデン。朝の曇りがうそのように晴れ、風が抜ける気持ちのよい屋上で、グイグイとジョッキをあおりました。うーんウマイッ!またまたいい一日を過ごしちゃったね。
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp
先週の鳩胸尾根に続く知られざる安部奥の秘境を探訪。朝6時静岡駅集合。今にも泣き出しそうな空を見上げて僕らは車に乗り込みました。さて今日の尾根はどんな尾根だろう?【報告フル】
6/26 三郷川源流尾根/湯の森尾根 【マツ/フル】
湯の森から三郷川沿いに延びる林道はやや荒れてタイヤのパンクが気になりますがほぼ終点まで車を入れ、7:20登山開始。地図を見ながら目指す尾根を探すもいきなり間違って仕切りなおし。車の中からも読図しないとこんなハメにあいます。取り付きを探りながら沢沿いを進むと靴に5匹以上のヒルが!とりあえず河原に下りてヒルを取りますが、予想以上に強力なヒルの歓迎にルートの求め方を制約されます。草ヤブを嫌い杉林を上り始めますがやはりここにも!!標高を上げればいずれ消えるはずと先を急ぎましたがこの源流尾根は1200mぐらいまでヒルのエリアでした。
植林は1100m付近から自然林に変わりなかなかいい雰囲気に。クマザサは鳩胸尾根同様ありますがそれほど苦にはなりませんでした。1250m付近から特有の二重稜線が現れ、三郷川の源流も付近に流れるようになります。あとは主稜線まで250m、ここからは快適な森の尾根歩きで程なく県民の森から伸びる遊歩道に出ました(11:00)

安部奥に限らず南アルプスの特徴とも言える二重稜線。典型的な地すべり地形
さて下りは湯の森に一直線に伸びる湯の森尾根。道は無いと思った方が良く、取り付きがやはり課題となり、読図力が試されます。相棒のM氏がここで積極的に先頭に立ちました。ヤブ尾根の下降で先頭に立つのはなかなか出来ない芸当ですが、彼もずいぶんと慣れてきたのかしばらくトップを譲りませんでした。テープなどもあり比較的歩かれている尾根ではありますが、僕らはそのテープを無視して源流尾根の取り付きに向う尾根に入り込みます。このあたりがとてもスリリング。地形図と一致した場所にたどり着くとホッと一息であとは気楽に尾根を辿りました。

三郷川の源流の流れ。興味を惹く沢はここだけではない
14時ちょうどに車に到着し、黄金の湯で汗を流した後はお待ちかねのビアガーデン。朝の曇りがうそのように晴れ、風が抜ける気持ちのよい屋上で、グイグイとジョッキをあおりました。うーんウマイッ!またまたいい一日を過ごしちゃったね。
グラビスbyぶなのとも舎
古川 賀英(フルちゃん)
メール grabis.by.buna@cy.tnc.ne.jp